100cc台のせめぎ合い




今年(2023年)のモーターサイクルショーで、ある企業ブースで目に留まる一角がありました。

ヤマハです。
自慢したいモデル(特に大型バイクとかスーパースポーツとか)は よく見えるところに展示されていましたが、
それらではなく、壁際に設えられたステージに一列に並ぶバイクたちです。





並べられていたのは、同一車種で125ccと150ccがあるモデルでした。
お立ち台で誇らしげに。



これら100cc台の小排気量のバイク、たくさんありますよね〜。
都市部ではことさらよく見かけ、メジャーな足の地位を築いています。






ニホンでは免許制度や維持費の絡みから125ccが多いですね。
ですけど150tクラスもシェアを伸ばしてきています。


150ccはニホンでは中途半端な排気量であっても、東南アジアでは小型バイクの主流の排気量だそうで。
バイクも世界共通の車種…グローバルモデルの流れにより、車体を共通化できることから、
兄弟車として両モデルが出てくることになったんですね。



では実際のところ、どう違いがあるのでしょう。簡単な表にしてみました。


 

125

150

運転免許 普通二輪 小型限定 普通二輪 限定なし
車両法の扱い 第二種原動機付自転車 軽二輪
軽自動車税(年額) 2400円 3600円
自動車重量税 免税 4900円(新車時のみ)
自賠責保険 60か月まで加入可。保険料は似たり寄ったり
任意保険 ファミリーバイク特約 加入可 単独加入
実用上限速度 80km/h 程度 100km/h 程度
高速・自動車専用道 走行不可 走行可
一般有料道路(料金) 原付扱い 自動二輪扱い
燃費 同車種の125ccと150ccなら、大差なし


結局のところ、バイクの所有台数と、保険料と高速等を使うかの差になってくるのかな〜と。


車を所有しているなら、
年額1万円程度で、被保険者全員&全ての125cc未満のバイク(所有している・していないに関わらず)がカバーされる、
ファミリーバイク特約
にアドバンテージがありますし、

任意保険だと、乗り換えても等級を引き継げる(※保険種別は125cc未満とそれ以上で別れてます)ため、
MAXの20等級で年額2万円程度(※搭乗者傷害のみ)と考えるなら、
差額は、高速が使える利便性と考えて150ccか…ってところかと思います。

ファミリーバイク特約には 保険会社のロードサービスが付帯しない、
任意保険単独加入では 搭乗者傷害に人身傷害を付帯すると保険料が跳ね上がることも注意。

頻繁に自動車専用道を走るなら150cc、使わないと割り切るなら125cc。



どっちにしても、ご自身の生活パターンに合う一台を選んでくださいな♪