排気量16GB




記録媒体って、何を使っていますか?

世の中や生活の中にはデジタルデータが飛び交ってますが、デジタルを意識をすることは少ないかもしれません。



スマホでSNSやWebサイトや動画を観てるの、デジタルデータですよ〜。
手当たり次第に撮ってる写真、それもデジタルデータですよ〜。
ATMでお金を出し入れする際の情報や、ICカードやQRコードでピッと決済するのも、全部デジタルデータですよ〜。
月末になったらスマホの「ギガがない〜!」と嘆いている貴方!それこそデジタルデータの呪縛ですよ〜(笑)。




データは流通させるだけではなく、手元に保存することも大切ですよね。

デジタル社会の進化は保存方法の進化でもあります。



我が家にあった記録媒体を出してきました。









撮影して全部片づけてから、撮り忘れてたメディアをひとつ思い出して、追加で撮影(汗)。









その昔、パソコンで作成したデータの保存は、音声に変換してカセットテープにアナログ録音
再生すると「ピー」とか「ガー」とか「ヒョロロロ〜」とか甲高い音が流れます。
ちなみに、わずか10kBのデータ(テキスト文章5000字分)を保存するのに、等速で1分少々(!!)かかりました。



それがフロッピーディスク(FD)の発明により数秒に短縮され、
1枚当たりの保存容量も1MBと飛躍的に向上。爆発的に普及しだした頃のフロッピーの値段も1枚350円ほどだったと記憶してます。
その頃のハードディスク(HDD)は容量40MB(!!)のもので数万円もしました。



CDをデータ保存として使えるCD−Rが登場し、容量は1枚640MBに。登場当時は1枚3000円(!!)ほどしてましたね。
CDとFDのいいとこどりをした、容量540MB光磁気ディスク(MO)が登場して
データを何度でも自由に読み書きでき、かつ手軽に持ち運べるようになりました。



音楽もCD→カセットテープから、ミニディスク(MD)にデジタル録音出来るようになり、長期使用による音質の劣化から解放。

録画メディアといえばビデオテープのVHSが長く覇権を握っていましたが、デジタルのDVDに取って代わり、Blu−Rayへ。
ビデオカメラの世界では小型のVHS−CHi8からデジタルのMiniDVシングルDVD
そしてHDD、SDカードへと移行していきます。



データの世界に戻りますが、
当時の既存メディアの保存容量が足りないと、長時間録画できるビデオテープをデータの長期保存用に使うツワモノも登場。
僕の記憶が正しければ、120分のVHSテープでデータを44GB保存できるそうで、
高価な大容量HDDに手を出せない人たちが使っていたそうです。



そのうちテープや円盤メディアよりも、半導体メディアが進化し、
ゲームのROMカートリッジでせいぜい数百kB〜数MBくらいだったものが、
コンパクトなメディア;
SDカード、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、メモリースティック、xDピクチャーカードなどの登場で
数十MB→数百MB→数GB→数十GBと加速度的に記録容量が増大。


古参組のHDDもWindows95が出た頃は1GBが関の山だったのが、今や1000倍の1TBなんて当たり前ですやん。



記録媒体の保存容量はどこまで伸びるんでしょうね〜。




僕は1980年代終盤からパソコンを使っているので、デジタルデータの進化・変遷を目の当りにしています。
デジタルネイティブなZ世代(古)の人たちにこんな話をしたら、古臭いわと一笑に付すかもしれませんが、
今があるのは先人たちの努力の結果やからね〜。それを分かっておいて欲しいだけです。



------


…と、ここまでが長〜い前フリ(笑)。本題はここからです。




あるサイトで、こんなものを見つけました。








トライアンフの「ストリートトリプル」です。

画像では分りにくいですが、縦横高さ数センチ。
実物の72分の1の精巧なモデルで、トライアンフのお墨付きがついている代物。



なんとこれ、USBメモリです(笑)。
USBメモリは、HDD、SDカードと並んで記録媒体の生存競争を生き抜いた数少ないメディアです。



で、「車体」を前後に分割すると後部側にUSB端子が現れ、パソコン等に差すことでデータのやり取りができます。





容量は16GB
高画質の写真を保存するには心もとないかも知れませんが、
音楽をMP3形式で保存するならCD200枚分、軽く200時間ぶんはいけますので、僕なら十分かな。



こういう遊び心が出来るようになったのも、データ保存技術の向上のおかげです。
カセットテープのままやったら こうは行くまい(笑)。






しかし、この使用中のフォルムは何とかなりませんかねぇ。
これではスリップダウンしたバイクがトラックの車体に半分もぐりこんで、事故現場みたいに見えてしまうのは僕だけでしょうか…。




画像引用:ASCII.jp
https://ascii.jp/elem/000/004/005/4005830/