170万ヶ所の逆三角形
2020年のオリンピック開催地が東京に決まってからというもの、
やたらと「国際化」という言葉を耳にするようになったと思いません?
最近特に増えている外国からの訪問者をおもてなししようという趣旨には賛成です。
ニホンは、いにしえの時代から 外国から入ってきた様々な文化や風習をニホン流にアレンジし、
自国の新たな文化として発展させられる懐の広さが特徴と思うんですよね。(例:カレーパンとかアンパンとか…)
ただ、今の 外国の文化を何でもかんでも無制限に受け容れようとする姿勢には
無理が生じている気がするんですよね〜。
たとえば、
英語を話せるようになれとか。逆やろ。ニホンに来るなら少しくらいニホン語勉強してこいよ。
銭湯での刺青・タトゥを許容しろとか。ニホンでは今でも堅気じゃない人の象徴ですよ。
信教上食べない特定の食材を変更しろとか。事実上無宗教のニホンでハラルとか言われても知らんがな。
アカンもんはアカンと、言うべきところはビシッと言うべきやし
(アメリカ人とか相手のことを慮らない顔面直球な発言をすることあるやん)、
ニホンに来るならニホンの文化を少々押し付けてもエエやん、が僕のスタンスです。
…とは言っても、僕かって観光地の隅っこに住まうものとして、外国人旅行者に英語で話しかけられたら
ツタナイ英語でコミュニケーションをとろうと努力しますけどね (;^ω^)
でも、これはどうなんや?ってニュースが出てました。
外国人が分からんから標識の形を変えるって?!
ここ、ニホンなんですけど。
かつて八角形だったときは車の数も運転免許保有者も少なかったし認知度も低かったでしょうよ。
現在は国民皆運転免許の時代やで。
半世紀以上も慣れ親しんできたものをアッサリと変えるん?
それも国際免許で運転する少数の外国人旅行者のために?
観光都市・京都ですら外国人が運転するレンタカーなんてほぼ見かけへんのに。
たいていバスや鉄道を利用してるわ。
日本語が読めないなら既存の「止まれ」の下に「STOP」ってシールでも貼って併記するなら分かるけど、
形まで今さら国際化する必要ある?国民ナメてんの?
郷に入れば郷に従えってことわざがあるやん。
ニホン国内で運転する外国人がニホンのルールに従えばそれでエエがな…って考える僕は古いんでしょうか。
記事引用:京都新聞 2016年1月21日付朝刊
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どうやら、「止まれ」と「徐行」の現在の標識の下に「STOP」、「SLOW」を併記する案が採用されるようです。
交換費用は2万円となっていますが、ステッカーを貼るだけなら5000円で済むそうですよ。
記事引用:朝日新聞 2016年12月15日付夕刊
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↓そして、2017年11月に、ついに見かけました。2ヶ国語表記の「止まれ」を!
(※右写真は既存のもの)
そして、「徐行」の表記も!!
あんまり違和感がなかったので、一瞬気付きませんでしたよ。
これなら既存のデザイン性を損ねることなく受け入れられるでしょうね。