1Beatles
2020年前半。
人間に免疫がないため、世界中に蔓延し猛威を振るう新型コロナウイルス、COVID-19。
ニホンでの感染はピークを過ぎたのか、1ヶ月ほど全国に発令されていた国による緊急事態宣言は1道1都2府4県を除いて解除され、
次は関西圏の2府1県が解除されそうです。
感染を防ぐためには手洗いやうがい、マスクの着用、不要不急の外出の自粛、
そして「3密」を避けることが求められました。
密集、密接、密閉。
ライブハウスやパチンコ屋、スポーツジムが槍玉にあがり、営業を自粛。
続いて、人が集まりそうなショッピングモールやデパートをはじめとする商業施設、
テーマパークや遊園地といった娯楽施設、飲食店などなどに波及し、次々と営業を自粛。
そして、生活のための買い物にスーパーへ行っても、
レジ前では距離を開けて並ぶのが当たり前になりました。
ついには、道を歩いていても、他の人にウイルスを移さない、もらわないために距離を開けるように求められたのです。
それを「社会的距離」、「ソーシャル・ディスタンス(social
distance)」と呼び、
2mの間隔を取りましょうと呼びかけられました。
いままで、人通りの多い街中でその距離開けて歩いてました?
通勤ラッシュの列車で、その距離開けて立ってました?
プロ野球の阪神vs巨人戦で、隣の席は空席でした?
なかったですよね、そんなことは。
ですけど、ウイルス禍が去ったとしても、今後は「社会的距離」を取るのでしょうね、自然に。
では、2mってどのくらいなのでしょうか?
ユニークな表現でそれを紹介した記事が載ってましたので、載せちゃいます。
ビートルズのアルバム「アビイ・ロード」は、メンバー4人が横断歩道を歩くジャケット写真が非常に有名ですが、
先頭を歩くジョージ・ハリスンと最後尾のジョン・レノンの距離が約2mだそうで、
社会的距離を「1Beatles」と表現。
そういう感覚で歩いてみると、2mとは、離れ過ぎず近すぎずの距離やなぁと思います。
↓ビートルズ「アビイ・ロード」のジャケット写真
で、鬼籍の2人が目立ってしまい、コロナ禍におびえている(はず)の2番手のポール・マッカートニーと3番手のリンゴ・スターは
どういう気持ちでおられるのでしょうね(笑)。
※車での社会的距離は1Beatlesではありません。それだと、あおり運転ですぜ(笑)。
記事引用:京都新聞 2020年5月16日付夕刊