1馬力部隊
久しぶりに京都府Kネタを展開してみるか(笑)。
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京都府Kと警視庁には、なんと馬を使った部隊が存在します。
その名も「平安騎馬隊」。
そのまんまヒネリのない名前は 京都府Kの得意技ですので、あんまり突っ込んであげないでください(笑)。
大正時代から戦後まで、騎馬警官隊という職がありましたが、車の普及でなくなり、 1994(平成6)年に平安遷都1200年を記念して 再び創設されたものです。 年頭視閲式にて正装で行進する平安騎馬隊→ |
左京区・宝ヶ池公園内の「憩いの森」に厩舎(きゅうしゃ)があり、馬は6頭。隊員は10人。
全てJRA(日本中央競馬会)から寄贈してもらったサラブレッドの雄。
元は競走馬や乗馬用で、速くも走れますが、全体におとなしいです。
元来、馬は怖がりで、大きな音や強い光に敏感に反応するそうですので、
彼ら(?)はそれらに動じないよう、わざと爆竹を鳴らし太鼓を叩いて慣れる訓練を受けています。
そういや、時代祭の行列を歩いていた普通の馬が、市街地を暴走する「事件」がありましたね。
あれは観客のカメラのフラッシュに驚いたのが原因でした。なんでも人間と同じと思っちゃいけないんですね。
けれど、怖がりだなんて、あの姿からは想像できませんわ。
メインの仕事は、 時代祭や葵祭の先導警備や、交通安全パレード、 観光地や鴨川のパトロールが多かったそうですが、 最近では、子どもを狙った事件が増えているので、通学路の安全対策として、 小学校の登下校時の見張りなど「目を引く」活動が、 全体の出動の半数近くを占めるようになっているとのこと。 |
何年か前の年頭視閲式で、逃走する犯人を平安騎馬隊の馬で追いかけるプログラムがありましたけど、
どうみても、馬で犯人を追い詰め、確保するのは無理があると思った次第。
小回りが利かないのでスキだらけ。それよりも、馬が嫌がってたど(笑)。
そんなわけで、平安騎馬隊はカラーガード隊や音楽隊のような広報活動的な位置にある感じ。
厩舎近く以外での活動には、「宝くじ号」と名づけられた、正装と同系統のカラーリングの大型改造バスに
馬(&隊員)を乗せて出張します。
平安神宮は出没率が高いですので見かけた方もおられるでしょう。
もの珍しいのも手伝って、子どもたちの人気を買っています。僕もニンジンを持ってお近づきになりたいな(笑)。
また、隊員の普段の乗馬時の服装は、 警察官の制服と同じですので、妙な違和感を覚えます。 時代祭の先導をする、普通の制服姿の平安騎馬隊員→ |
で、どうしてHPで馬なんかを取り上げるんや?とお思いでしょ。
馬は、道公法上、自転車と同じ軽車両になるんです。
極論をすれば、自転車通行可の歩道を馬が歩いてもOKですし、駐輪場に駐輪ならぬ駐馬(笑)もOKと。
僕たちが毎日のように乗ってる機械馬もいいけれど、一度乗馬もやってみたいね。
生の馬をカッコよく乗りこなせたら、さぞかし楽しいやろうなぁ。
あ、平安騎馬隊の「出没」地には、必ずホウキと ちり取りを持った隊員がセットで登場します。
フンの始末はしっかりね(笑)。
参考資料: |
京都新聞2006年10月28日付朝刊 読売新聞2007年 5月10日付朝刊 |