競争相手は新幹線?!
フランスのカーアクションのコメディ映画「TAXi3」。
映画「ロッキー」や「ランボー」の主役を務めたシルヴェスター・スタローンが乗客として乗ったタクシーを運転するのは
スピード狂のドライバー、ダニエル。それが列車と並走するシーンから始まります。
スタローン 「あれはTGVでは?」
ダニエル 「あれは乗り心地はいいんだけど、ちょっと遅くてね」
とフランスが誇る超特急列車、TGVをあっさりと抜き去っていきます。
あのー、世界最速の列車なんですけど。何と張り合ってるんですか。
これはあくまでも映画の世界ですので(しかもコメディやし)笑っていられますが、
リアル世界にそれが出るとは思いませんでしたわ。
日産が放つ渾身の作、GT−R(R35型)。
ノーマルのまま世界と戦える車の性能からすれば格安ともいえる、お値段800万円のスポーツカー。
レーシングカーではなく、市販の乗用車のため、どこでもその性能を発揮できるわけではなく、
GPSによる制御により、
特定のサーキット内でのみ180km/hの速度リミッターが解除できる仕組みになっています。
そんなもの、なんとかしようとする輩は必ず現れるわけで。
秘められた真の性能は、ケーサツ直々のお墨付きがついちゃいました(汗)。
実際、ノーマルでそんなにスピードが出るものなのか?と疑問に思っていたんですけど、
それがこんな形で証明されるとは日産も思ってなかったでしょうね。
速さへの欲望は、人間という生き物だもん、どこまでも付いて回りますよ。
でも、そこんところは「能ある鷹」であって欲しいです。
しかし、これだけスピードを出しても、
初犯ならMAXでも罰金10万か懲役6ヶ月+免停90日って甘いね。
危険運転致死傷罪だけではなく、危険運転罪も作ったほうがいいかもよ?
記事引用:毎日新聞2018年11月5日付夕刊、6日付朝刊