身を挺した3500万円




地震雷火事親父。



昔っから怖い物(者)として挙げられるものですね。
ま、親父は他の3つから格が下がっている気がしますが…。

「サザエさん」の波平のような、腕白なカツオが畏怖の目で見るほどの父親って まず見かけませんやん。
マスオさん、ではねぇ。



今回は、そんな怖いものとして挙げた、天災に絡んだ内容をお届けします。




忘れたころにやって来る災害

ニホンは急峻な山岳地帯を多数持つ島国であり、環太平洋造山帯に位置し、
複数の地球のプレートの上に乗っている
ことから、様々な災害が起こりやすい国なんやと思います。



毎年のように大なり小なり発生する 風水雪害や土砂災害、氾濫に地震に噴火に津波…。



2016(平成28)年現在だと、同じ場所で震度7に2回も襲われた熊本地震があります。
どんなに防災技術が進歩しても、あれだけの大地の力の前にはニンゲンの無力さを感じます。




そんな中で、こんなニュースがありました。





(↑毎日新聞より)


「トヨタ2000GT」について少し解説しておきますね。

1967(昭和42)年に発売された国産スポーツカー
ヤマハと共同開発した直列6気筒DOHC・2000ccのエンジンは150PSを叩き出しました。
タクシーの初乗りが100円、コーヒーが80円、カローラの最上級モデルが49万5000円だった時代に238万円もする高級ぶり。


4年間でたった337台しか生産されず、半世紀を経ても程度の良いものは1億円ともいわれる希少車なんですよ。


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これも天災ですよね。倒れてきた木が名車にピンポイントで当たるとか、
運転者はどれだけツイてへんのんでしょう。
もしかして、これこそが大当たr(以下自粛)。



真面目な話、自動車保険は天災によるものは補償の対象外なので、オーナーは泣き寝入りのパターンです。
って言うか、これだけ古い車だと車両保険にも入れませんので、どちらにしても車の代金は回収できないような。


それに、訴え方も言いがかりっぽくて大人げないです。
車が身を挺して命を守ってくれたと思って訴えを取り下げるのが、名車のオーナーらしい紳士な振る舞いになりませんかね?




記事引用:
毎日新聞 2016年4月12日付夕刊
JAF MATE (JAFMATE社)2017年7月号