36億人大移動の原動力
ニホンと東シナ海を挟んだ隣国である、世界最大の人口を有する国、中国。
僕は漢字のルーツである中国語に興味を持って、
NHKのラジオ中国語講座などを聴いて勉強した時期がありました。
漢字ばっかりで難しいイメージがありますが、実のところ日本語より遥かに簡単。
文法は英語に近いので、結構とっつき易いんですよ。
頑張った結果、中国語で 「」(これは何ですか)、「我吃飯了」(ご飯を食べ終わりました)など
四字熟語程度の言葉は話せるようになりました。
頑張ってその程度か、おれは orz
そんな中国では太陰暦(旧暦)を大切にしています。
中国で祝われるお正月とは、世界中で使われている太陽暦の1月1日ではなく、
旧暦の1月1日、春節(旧正月)といわれる日です。
ちなみに2014年の春節は、太陽暦の2014年1月31日です。
ニホンでも年末年始には実家に帰省したり海外などで過ごすなどで、陸海空の交通機関が軒並みパンクしますよね。
JTBによると、この期間の延べ移動人数は3000万人程度(国内2980万人、海外70万人)だそうです。
中国でも春節に合わせて出稼ぎ労働者などが帰省をします。
ニホンでこの状況なのに、人口13億超の中国ではどうなるのか…。
帰省、Uターンを含めて なんと延べ36億人が移動するそうです Σ(゚Д゚;
数字にピンと来ないかもしれませんが、地球の人口が70億あまりですので、
その半分の人が短期間に大移動すると考えれば、凄まじいな…と。
この状況では公共交通機関を利用するにもキャパシティをオーバーしてしまい、
切符を手に出来ない人が大量に出てしまう。
では、どうするか。帰省を諦めるなんて選択肢はありません。
自力で行くんですよ。
ネットにこんな記事が載っていました。
通勤などは自転車の集団走行で有名なかの国も、長距離はバイクの大行進。
大都会では高級車が売れるなど先進的になっても、まだまだ中国の大部分は二輪車バンザイの国のようです(笑)。
NHKの早朝のニュースでも映像を流していましたが、帰省するバイクで道路は大渋滞。
大通りでパトカーがバイクの大集団を先導するシーンなどは、
映画のワンシーンみたいでシュールでした(笑)。
まさか朝6時台のニュース番組であんなに面白い映像がサラッと流れるなんて思ってもいなかったので、
口あんぐり開けて呆気に取られましたよ。
放送予告してくれてたら間違いなく録画したのに〜。悔やまれるわ〜。(´・ω・`)
代わりにこんな写真を転載します↓ これはこれで異様な光景やな(笑)。
で、この写真を見ると、125ccくらいの小さなバイクばっかりやん。
これに大量の荷物を積んで500kmとか移動するらしいです。
出稼ぎ労働者だったら、こんなバイクでもなけなしのお金で買って酷使してるんやろうなぁ。
だからか帰省中にバイクのトラブルもよくあるようで、
バイク屋さんが要所要所に出張して
帰省者のバイクのメンテナンスや修理してるシーンも映ってました(笑)。
中国人にとっては春節は国を挙げての一大イベント。
コケたりしないで無事に実家に帰って欲しいものです。
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ニホンでも、年末年始の帰省・Uターンラッシュで高速が何十キロと渋滞してますやん。
これを皆がバイクで帰省したら渋滞しないかも?!(笑)
僕もバイクで帰省してみたいなぁ…って、僕は実家住まいやし、両親の実家は両方とも近所… orz
参考資料:
Yomiuri Online 2014年1月24日付配信記事
2014年1月26日付 NHKの朝6時台の全国ニュース