土足で上がりこんできた「400R」
2019年12月。第11回 大阪モーターショーが盛大に開催されました。
会場は、あのG20が行われた、人工島・咲洲(さきしま)にありますインテックス大阪。
周辺には港しかない殺風景なところで世界規模の会議をやって嬉しかったんやろうかとつくづく思います。
今回も行ってまいりましたのでちょっとだけレポートです。
感想言わせてください。
入場料返してくれ。
ただその一言です。
そうは言ってもお金は返ってきませんので、1500円(JAF割)払った分はネタ持って帰るど〜!と会場内を歩き回りましたよ。
歩数計は1万歩にも達してました(笑)。
そんな僕の目に留まったのは、これや!
一部分しかお見せしてませんが、これが何かしらの車であることは察していただけると思います。
しかし、僕にとってはこの表記はバイク以外の何者でもないです。
バイクの免許の上限が事実上400ccだった70年代半ばから90年代半ばまでの時代。
400と言う数字はバイク乗りの最上のステータスでしたし、
サーキットを疾走するレーサーバイクを模した、レーサーレプリカのバイクが公道を席巻した当時、
「Racing」を意味する「R」は栄光をつかさどる文字でした。
そしてその頃に、僕が乗っていたバイクは「VFR400R」。
この上ない栄誉をまとって走ってましたよ、あの頃は。
専売特許といっても言い過ぎではないその文字が車についている。
貴様、何者や?!名を名乗れッ!!
車体にはスカイラインの文字は無く、ただ「400R」と。
登場以来、その名を欲しいがままにしてきた、スカイラインGT-Rをオマージュし、
シリーズ最高となる400馬力(PS)オーバーとなるモデルとなることから付けられた、名。
バイクも作っているホンダやスズキの車には間違っても付けられない、
いや、付けることを許されない領域に、車しか作ってないニッサンは土足で上がりこんできたのです。
もうこれは、バイクvs車の栄誉をかけた全面的な戦いの勃発です。勝利はどちらの手に??!!