60年分の謝罪



好きな外国メーカーの車を挙げてと訊かれたら、なんと答えますか?


僕ならゴルフですかね。

あ、池ポチャやバンカーやダブルボギーのゴルフと違いますよ(笑)。



フォルクスワーゲン(volkswagen;以後「VW」)のゴルフ(Golf)です。

上品なのに飾らないデザインのハッチバックに、優れた走行性能。

「いい車」ってこういうのを言うんやなと。



↓VW公式サイトより





僕の伯母が長年ゴルフを乗り継いできたのも分かる気がします。




ニホンだけでなく、世界でヒットしているVWの車。

なのに、ディーゼルエンジン車の排気ガス規制を逃れるために不正をしていたことが分かりました。






こんなことをして逃れても、いずれはバレるやろうに…、
それほど規制通過のために技術者達はプレッシャーがかかっていたんでしょうか。


対象車両は、ディーゼル仕様の、
2009〜15年式の「ゴルフ」 「ジェッタ」 「ビートル」、
2014〜15年式の「パサート」、
2009〜15年式のアウディ「A3」。


そのため、公式サイトによると、ヨーロッパでは850万台がリコールになるようです。
アメリカでは1台あたり3万7500ドルの制裁金を求める可能性があり、
制裁金の合計が180億ドル(約2兆1600億円)になるって(汗)。



ニホンではVWのディーゼルエンジン車は正規販売されていませんが、
個人輸入(=並行輸入)により、問題の不正ソフトが組み込まれた車が国内に36台存在するそうです。
これらはソフトの書き換えで対応するとの事。




今日の新聞に一面広告が載っていました。







60年間積み上げ築いてきた信頼も、崩れるのは一瞬ですね。



いい車やなぁ、ちょっと乗ってみたいなぁ、欲しくなるよなぁと思っていた僕の熱も
冷めてしまいましたわ。



また一から積み直しですね。60年かけて。




記事引用:
京都新聞 2015年10月11日付朝刊
毎日新聞 2015年10月24日付朝刊