7秒間の悲劇




今日は交差点についてのお話です。

とは言っても、十字路や丁字路(≠T字路)のようなありふれたものではありません。


ヤヤコシイ形の交差点についてです。



お住まいの近くにも、ヤヤコシイことになっている交差点ってありませんか?
僕の家のすぐ近所には、あります。




十字路に斜めの道が1本交差する五差路で、
 ・斜めの道だけ交差点から出て行く方向への一方通行
 ・残りの四本の道のうち、3方向は一旦停止の義務があり、残りの1本の道だけ一旦停止がなく素通り可能。



車、自転車、歩行者がとても多いのに、中途半端に見通しがいいため、一旦停止をしない車両多数
一方通行を逆走する車もちょくちょくいることから、頻繁に交通事故が起きる魔の変形交差点なんです。

まぁ、地元の人にはよく知られていますし、僕も注意を払って通行していますので、いいとしましょう。



困るのは、出先でこういう変形交差点に出くわしたときです。




↓京都市内で有名どころの変形交差点を挙げると、右京区の仁和寺の東にある交差点がいい例かな。




信号はありますが、歩行者が押しボタンを押さない限り点滅信号で、
どの道に優先権があるのか分かりにくく、見通しも悪い

自己判断で交差点に突っ込むと対向車が同じタイミングで交差点に進入してきた…ってことがよくあり、ごった煮状態になります orz
僕、仕事でこの交差点をよく通るのですが(実は、今日も通りました)、正直に怖いんですよね〜。



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次の例を挙げましょうね。

↓この写真は宮崎県延岡市のものです。




ここもヤヤコシイですけど、信号を見たら安全に通行できるようになっていました。



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ところが、とある ヤヤコシイ交差点で悲劇が起こりました。

信号があるのに出会い頭の衝突事故が起こってしまったのです。










このようにヤヤコシイ交差点こそ信号で確実に制御すべきなのに、
新聞記事に出てきた交差点では、その信号が信用できないって、どういうことなんでしょう。

しかも、判決が出てから確定するまで兵庫県警は放置プレイを決め込んでいたという怠惰っぷり。
交通安全なんて二の次なんやろね、きっと。



結論。
信号の制御もお役所仕事と思って、見知らぬ土地での運転は慎重に慎重の重ね塗りをすべしってことやね。





記事引用:毎日新聞 2015年6月25日付夕刊