「やっぱり」の真意




日がな通勤でバイクで走り、仕事では特種車で街中を走っています。
年間でトータルしたら、何万kmにもなるでしょうね。




仕事の特種車は独特のデザインとカラーリングで目立ちますので、かなり気を遣うんですよ。

その上に、瞬時の判断を要する場面に次々と遭遇しますので、
A I 顔負けに脳ミソをフル回転させて乗り切っています。
運転を終えて職場に戻ってきたときには、体は疲れてなくても、頭はとっても疲れてますわ。

それが僕の本分ですので、嫌だの何だの文句を言うわけには いかないですけどね。




ところで、SNS上でのちょっとした発言が原因で、大手企業が謝罪に追い込まれる出来事がありました。

いつものように新聞記事を…。







天下のトヨタの公式アカウントが、このようなことを呟いたのは理解できます。
男でしょうね、アカウントの中の人は。



これだけ長年にわたって運転をしてると、車の挙動を見ただけでわかるんですよ、
女性の運転だと。



☆ 「あうん」の呼吸が出来ず、見切りのタイミングを逃している

☆ 離合時、手前で停まっていればいいのに突っ込んできて、相手が避けてくれるのに期待している(他力本願)

☆ ブレーキを踏んでからウインカーを出す/曲がるときにウインカーを出す

☆ 前だけ見ている

☆ 自分中心で、周囲の状況に気を配れない




これ、(潜在的な)苦手意識から我流になった結果ですね。

はっきり言いましょうか。



慌ててるでしょ?




僕も決して運転が上手いとは思ってませんし、仕事中、シビアな状況で判断に迷い、
相方からダメ出しを食らうことも よくあります。


だからといって慌てると、ミスを犯します



様々なドライバーやライダーたちと道路を共有し走るなかで、
運転時にいつも心がけているのは、流れに運転をあわせること、ですね。
もちろん、法的なルールや、常識をともなったマナーの範疇(はんちゅう)で、ですよ。


運転中は、ときおり深呼吸をして余計な気持ちの高ぶりや雑念を追い払い、冷静になりましょう。


そうすれば、男たちから「やっぱり」なんて言われなくなりますよ。




記事引用:毎日新聞 2019年3月2日付夕刊