あり者断横




ところ変われば品変わるとは言ったもので、
各地にお出かけしてはその土地土地のオリジナリティ…と言うのか、ローカルな光景に出くわさないかと目を光らせています。



国道367号線
京都市と福井県小浜市を結ぶこの国道は「鯖街道」と呼ばれ、
かつて、日本海で揚がった鯖をはじめとする海産物を京の都へ運んでいたルートです。


内陸である京都へいかに早く新鮮な海の幸を届けるか…それは今も昔も変わらないようです。


まぁ、京都に住む僕は、沿岸部の店や宿泊施設で食べる海産物がどれも感激するほどおいしく感じますので、
京都で手に入る魚介類の味がどの程度か想像に難くないでしょう(笑)。




そんなR367。
京都と日本海を結ぶ最短ルートなのですが、
始終山間部を通りますので、特に景色を楽しんだり…ってのは期待できません。
その代わりといってはナンですが、道中の滋賀県内ではちょっと変わった道路ペイントが楽しめます。






突然現れる、顔面直球レベルのストレートな表示。。
こんなの他所で見たことありませんわ(笑)。



続いてはコチラ。




呆れるほどそのままです。滋賀県の道路ペイント担当者のセンスは僕には理解できません(涙)。
これを見て減速せずに突っ込んでいく猛者はさすがにいないでしょう(笑)。



次どうぞ。




見て分かるように、前方に横断歩道があります。それがあることを示すダイヤのマークも2つあります。

なんやこれ、普通やん。



ところが滋賀県のクオリティはこれにとどまらなかった。

これを見ろ!






道路ペイントって大体が縦長ですので、奥のほうに書いてある文字って遠目で読みづらいんですよね。
それに先行車両に引っ付いて走っていると、全文が一度に読めず、文末から読まされることになり、何が書いてあるのか分からない。


そこで、逆に手前から書く作戦に出ました。



これだと、先行車両があっても、順番に文字が出てくるので読みやすい。
しかも、最初の1文字だけでは何が書いてあるか理解できず、
気になってそのまま読み進めてしまう…。




人間の心理を逆手に取った妙案だと思います。
僕なんか、こうやって写真に収めるくらい目に留まったんですからね(笑)。



この場所、横断歩道はないんですけど、地元の方がよく横断するのでしょう。
緩いカーブで見通しもよくないので、特別大サービスでペイントしたのでしょうか。「横断」するところには青い線も引いてありました。


うちの近所も好き勝手に道路を横断してるところがありますので、ひとつ衝撃的なペイントをしてくれませんかねぇ(笑)。