自動更新車
スマホを使っていると、頻繁に「アップデート」がありますよね。
日本語で言うところの「更新」です。
Andoridや iOSといったスマホを動作させるためのOS(Operating
System;基本ソフト)や、アプリのアップデート。
その内容は、機能やセキュリティの向上や、デザインの変更、バグ(不具合)の修正など様々です。
周囲に聞いてみると、たいていの方はスマホを初期設定のまま使っているようです。
それだと、アップデートはその都度自動で行われていますから、意識することは少ないかもしれません。
僕のスマホのように初期設定からあちこち変更しまくって、アップデートも手動にしてしまうと、
アプリがどれだけアップデートしてんねん!と驚かされます。
大してアプリを入れていないのに、それでも週に2度3度は
「アプリのアップデートがあります。ダウンロードしてください」と表示されるんですから。
アップデートがらみで有名なのは、
世界中のWindowsのパソコンで、
ある日突然レイアウトが見ず知らずのものに変わってしまい、混乱に陥ったものですかね。
2016年に、Windowsをリリースしているマイクロソフトが、セキュリティ対策と称して、
古いOSのWindowsを使っているパソコンに対して、
最新版のWindows10へと強制的にアップデート(正確には「アップグレード」)した、ある種「事件」です。
僕の友人も多数「被害」に遭い、
「パソコンを起動させたら見たことのない画面になった、どうしたらいいのかわからない」とヘルプを求められたものです。
僕はこれも「手動」で回避しました(笑)。
当時Windows7だった僕のパソコンがWindows10へとアップグレードされると、導入している複数のアプリが使えなくなる恐れがあったからです。
…ま、このようなアップデートですが、最近では車のナビの地図更新もDVD等のメディアを使わず、
ネットワーク通信を介して自動で行われるのが一般的になってきてますよね。
それが、車自体にまで及ぶようになった…というニュースが流れてきました。
車の機能までもが、スマホのアプリのように自動でアップデートできるというのです!
車は機械ものとは言っても、制御系統は今やコンピュータに委ねられてますからね。
バイクのセッティングにしても、バイクのコンピュータにパソコンを繋いで画面を見ながら操作したらハイ完成、ですもん。
それが遠隔で行えるようになるとは時代やなぁと思います。
ただそれが、性能の向上ならいいんですけど、ウイルスも引っ付いてきて「感染」したらどうしましょう。
車が電子的に乗っ取られてドアが開かなくなったりくらいならまだしも、
プログラムを書き換えられて、勝手に走り去ってしまうなど、ある種の自動運転にまで「向上」してしまったら…(笑)。
記事引用:京都新聞 2021年4月9日付朝刊