狙え、B級品




20歳の時に、初めての海外旅行で同級生3人でグアムへ行ったときのこと。
おみやげを買いに入った店で、同級生(♂)がお目当ての大きな宝石の付いた指輪を指さし、店員に


「ディスカウント・プリーズ!」

すぐさま、

「ノー!!」と返され悔しがっていた彼。


アイツ、一般教養の英語の成績、かなり悪かったと記憶してるけど、そういう都合のいい言葉だけはちゃんと知ってたんやな(笑)。




そう、今回のテーマは値引きです。



僕など、ヨドバシカメラで高性能のデジカメを買うだけでも
「これ、いくらまで頑張れんのん?」って店員さんと掛け合いましたし(値引いてくれました(笑))。



ライディングシューズを取り寄せで買った時でも、店が注文を間違え、希望したものと違う色のものを取り寄せてしまった際にも、
すかさず「その色で構わへんから、何かサービスして」と交渉(インソール付けてくれました(笑))。



バイクを買う時だって、見積書をロクに見もせず、
「現金一括購入者にはプレミアムな特典ありますよね?」言葉と巨体で圧力かけました(丈夫なバイクカバーをタダでゲット)。



店員がタイガースのハッピ着てるジョーシン電機なんて、こちらが何も言わなくても勝手に値段下げてくれます。
さすが関西資本。値札なんて飾りですわ(笑)。



このように、関西人なら高級品や値の張る物品など、値札の額では買わないと思います。

値引き交渉が基本です。値引きが無理なら何かサービスしろと交渉します。
とにかく交渉しますよね。ねッ?!




僕は、新品を買うなら、まずB級品を探します。
いわゆる新品でも、製造過程でついた傷などによりメーカーの基準から外れた「不良品」を指します。

だからといってボロいわけではなく、、
裏側の糸が1本ほつれているだけの衣類とか、
よく見ないと分からない程度の薄い線キズが入っているメガネとか、

使用には何の支障もないものばかりなのに、大幅値引きをしてるんです。

定価8800円のジーンズが、どこに問題があるのかわからないけど
B級品として4000円まで値下がりしていたのを見つけたときは即買いでしたね(笑)。




さて、僕たちの生活に身近なものにおいて、とても高価なものと言えばでしょう。

車なんてナンボ値引けるかが重要な要因になりますやん。
特に新車なんて利益をモリモリ盛ってるので、客側はいかに安く手に入れるか、
そして店側はいかに高く売 りつける かで交渉の火花が散るわけですよ(笑)。


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…ここまで長い前フリをしてきて、ようやく本題です。
こちらの記事をご覧ください。新車のシビックを購入するお話です。







典型的なB級品ですやん(笑)。こんな条件のいい新車、そうそうないですよ。
まぁ、エアバッグを120台分も盗られるのは、車の管理としては失格やけど。


しかも、さらに値引き交渉して100万円台で新車のシビックを手に入れたとは、おぬし、やるな?!
この筆者も関西人やろうか?(笑)




記事引用:京都新聞 2021年6月13日付朝刊