道路を認識する猛獣




最近、毎日のように人の生活圏に猛獣が出没したというニュースが流れています。


そう、態です。いやです。
コラムでの登場は3度目。毎回真剣に書いている(つもり)ですが、今回もガチの内容でお届けします(疑)。



本来は森の奥などに生息し、人里に出てくることはないらしいんですよ。

だいたい、熊は臆病で人を怖がりますし、
聴力がいいので、鈴の音色や人の声、ラジオの音などはじめとする(自然界に存在しない)音を避ける性質があったのですが…。



それが、人里に出てきて
スーパーの商品を食い漁ったり、
ごみ置き場のごみ箱を漁ったり、
柿の木に上って実を貪ったり、
牧場に侵入して家畜を食べたり


あげくの果てには
玄関を開けたらいきなり襲いかかってきたとか、
家の中に入ってきて室内を荒らしたりとか、
歩いていたら後ろから体当たりしてきたとか、
飼い犬や登山客を連れ去ったとか、



不法侵入に器物損壊、窃盗・強盗傷害・誘拐に殺人・殺犬ですやん。
それも最近のトレンドは親子で襲撃するなど教育がなっていません。
傍若無人ぶりを発揮…というより、悪のかぎりを尽くしています(怖)。



そんな奴らをのさばらせるわけにはいかず、
街中でライフルや散弾銃をぶっ放して親子ともども公開処刑されるわけですわ。




それが毎日報道されるようになり、
バイクで山奥の道を走るのが好きな僕もビビッてしまって引き返したことも。
うちの近所の山にも態がいるんじゃないか、水の枯れた川を下って人里に出て来るんじゃないかと気が気じゃないんですよ。
都会と言えども油断なりません。

このように人里に出てくる原因は、熊の主食となる木の実やドングリなどが凶作で餌を求めて山を下りているのもありますが、それだけじゃないですよね。


餌付けしている人がいる。
スズメやハトにご飯つぶやパンくずをやるような気軽さで熊に食べ物を投げ与える。
その行為がニンゲンの食べ物の味を覚え、ひいては食べ物を奪うべくニンゲンそのものを襲うことになると考えがつかない愚か者がいる。

動物園の動物と勘違いしてるんじゃないのか。自然界には見物客の安全を確保する檻なんてものは無いど。
誤解を与える原因でもある、かわいいツラさげたプーさんやリラックマやくまモンも公開処k(以下自粛)




生身のニンゲンの力なんかまったく及ばへんし、
皮下脂肪の分厚い体には包丁程度の刃物ではダメージも与えられる気がしない。
むしろ中途半端なことをしたら狂暴化するやろうね。
て言うか、間合いを詰めたら先制攻撃で殺られる。



最近の熊の行動を見てると、なかなかの知恵を持ってると思わせます。

そんなことを取り上げた記事がありました。




(c) 京都新聞



(人里に慣れた)熊は、道路が危険な場所であると認識している。
(自分より大きく、速いスピードで動く)車が行き交う道路はちゃんと避ける。
車が多い道路はより避ける。夜間より昼間は避ける。
(※カッコ書きは僕の憶測による補足です)



熊がニンゲン語を話せるなら、「ばーか、おれたちはちゃんと分かってんだよ」などと言うんやろうか。



餌にまっしぐらで平気で路上に舞い降りたり横断したりして轢かれてるカラスや猫は
熊を見習いなさい(笑)。




さて、問題です。何度も登場した「熊」のなかに一か所だけ違う漢字が紛れています。
それはどこでしょう?

ちゃんと読んでくれた貴殿なら、「えいまる、誤字したな」と思ったはず。
エエ加減に読んで気づかなかったアンタは 熊のいけにえ(以下自粛)。




記事引用:京都新聞 2025年8月29日付朝刊