両側から挟まれる西行き車線




大阪圏〜東海圏を行き来する方の大動脈、無料ハイウェイ・名阪国道
この道路規模で西は奈良県の天理から、東は三重県の亀山まで、70km余が完全無料ですから、
メリットは大きいですよね。

まぁ、設計が古いため、所々に今では考えられないようなトラップも仕掛けられてますけど(笑)。




名阪国道は、その沿線地域にお住いの皆さんにとっては生活道路でもあり、
各集落ごとにインターチェンジ(IC)があります。

近くに集落がないところにもICがあります。謎です。
おかげで沿線地域の多くが過疎地(失言)にもかかわらず、ちょっと買い物でも名阪を走って遠方のスーパーまで簡単に行けちゃいます。
無料さまさまです。



そういう名阪のICなので、
その大半は、それ以外の地域にお住まいの方にとっては、ハッキリ言って使う意味はありません。

僕が使う名阪のICって、道の駅・針テラスのある針ICと、滋賀県の信楽経由で使う壬生野ICくらいやしなぁ。

そういうわけで、ICの作りもとっても簡素かつなんですね〜。




たとえば三重県伊賀市のこちらのローカルなICの出口、こんなことになっています。





3車線のうち、向かって左側が名古屋方面の出口車線、真ん中と右側が並行する県道です。


いやこれ、おかしいでしょ。







写真を撮った場所から県道を大阪方面に向かうには、3車線の真ん中を通ることになります(笑)。
左側車線を走ると逆走で、名阪から降りてきた車と正面衝突できますよ(汗)。




逆から見ると、やっぱりおかしい。






名阪国道の名古屋方面出口から県道を大阪方面へ向かいたい場合は、
名阪の(ほとんどない)減速車線の途中で左折します。






何も知らない方(大多数でしょう)なら、左折の場所が目立たないため素通りです(笑)。



さすが昭和40年に突貫工事で完成させた高規格道路、やることが無茶です。
それを令和の今になってもそのままってのも凄いですわ。






これはあくまでも名阪国道の一例でして、他にも強烈なものがいくつもあります。
名阪を走り抜けるだけでなく、途中のICで降りてみてワンダーランドを旅するのも面白いかも、よ?