代わりにおれの車をバイクも運転してくれ〜



さて、飲酒運転はとっても悪いことだというのは、昨今の報道等により否応なしに知らされています。
タクシーのリアウィンドーに「飲酒運転は犯罪です」とか書かれた紙が貼られているのを見かけます。
そのタクの運ちゃんが酒飲んで客を乗せてたというのだから始末が悪い。
そんなヤツは免許永久剥奪にしてしまえ!



それでも、車で出かけるのに酒を飲んでしまった、ってこともあるでしょう。
都市部ならまだしも、郊外で公共交通機関が貧弱な地域ですと、飲み会なども車で出かけることになりますし…。
運転者だけ飲まないってのも、僕のような下戸でもない限り周囲の目もあり耐え難いかもしれません。


そこで登場するのが運転代行(代行運転)です。
飲酒などのために車の運転が出来なくなった際、代わりに自分の車を運転してくれるサービスです。
酒気帯び運転の取締りが強くなる一方で着実に成長してきているサービス業のひとつ。



代行を依頼すると、

1、運転手が2人一組で飲食店等にやってきて
2、自分の車を代行業者の運転手に運転してもらい目的地(自宅など)に向かう
3、もう一人の運転手は、代行業者の車で後ろをついて走る
4、目的地まで送り届けた後に料金を支払い、運転手2人は代行業者の車で会社に戻る


こういう流れです。



よく「代行」というアンドンをつけて走ってる車(経費節約のためか、たいていは軽四)があるでしょ。アレがそうです。
そのアンドン車の前の車が、代行業者が本人に代わって運転している車です。
必ず2台一組で行うことになっています。



運転代行業は、以前は法律がなかったために自由に行えたのですが、
2002年6月からは公安委員会の許可が必要となり、
2004年6月以降には運転代行をする運転手は、タクシーなどと同様に二種免許が必要となりました。
もちろんお客さんの車などを事故等で傷つけたりしたときのために、代行保険の加入も義務付けられています。



ネットでいくつかの業者のHPを見てると、
運転代行の料金は、2km(初乗り)で1500円程度、
10kmで4000円程度
がポピュラーですね。


タクシーと比べると高いですが、逆に言えば、安心を金で買ったと思って車で酒を飲みにも行けますから安いもんですよ。
酒気帯び運転で捕まったら、そんな金額ではすまないですからねぇ。犯罪者としての前科もつくし。



飲食店と代行業者が相互契約を結んで、飲食店側が代行の初乗り分を負担したりなどのサービスをして
お客さんに積極的に使ってもらえるようなこともしているようです。


中には「2tトラックの運転代行もいたします」という業者もありました。
って、トラックで飲み屋に行くんかいな(笑)。


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代行業者に電話して訊いてみようと思ったことがあります↓
「ねぇねぇ、今度バイクで居酒屋に行こうと思ってるんやけど、帰り運転してもらえへんかなぁ?」


けれども、
考えてみたらバイクには二種免許がないので、運転代行してもらうことは不可能です。

ホンマに訊いたら恥かくわ。って、なんでバイクには二種免許があらへんねんッ(-_-x)
あったら面白そうやから作ってくれてもいいやろう。
バイクでは飲みに行くなということか!


うううううう、こんなコラム書くんじゃなかったよ(涙)。


参考 (社)全国運転代行協会 http://www.untendaikoukyoukai.or.jp