二次元シケイン
通勤通学仕事で運転をしている皆々様、効率よく走るために抜け道(ショートカット)をすることがありますよね。
この先の幹線道路が混雑してる!と思ったら、パッとわき道にそれて、
あっち曲がってこっち曲がってそっち曲がって……なんて事をして渋滞を回避する。
僕の仕事フィールドは交通状態があまりよろしくなく、主要道路はしょっちゅう渋滞しているので、抜け道は当たり前のようにしています。
で、そうやってショートカットに使う道って狭い道だったり住宅地が多かったりしませんか?
当然といえば当然ですが、自宅の近所にも有名なショートカット道がありまして、僕もよく使っています。
けれどそこは住宅が立ち並ぶ1車線で、対向車が来た場合どちらかが譲らなければいけない場所なんです。
そして頻繁に車同士がカッチンコして譲ったり譲り合ったり両者動かずにらみ合ったり…。
しかもその道は通学路で時間帯によってはお子様たちが多数行きかいます。
危なっかしいのです。
これで交通事故が起きないのが不思議に思います。
道が狭いと車もゆっくり走るぶん安全が確保しやすいですが、
これが5m道路になると車はノンブレーキでビュンビュン行きかいます。
本当に危ない。抜け道に使われる側(沿線の住宅の方など)はヒヤヒヤしますよ。
抜け道するなとは言いませんが、せめてゆっくり走りましょうよ…
と言っても「公共の道路をどう走ろうが勝手やろ」と逆ギレする輩もいるわけで。
そこで登場するのが「シケイン」です。
シケイン(chicane)とは、モータースポーツのサーキットなどにおける
「大きく速度を落とさなければクリアできないよう意図的に設置された障害物や連続ヘアピンカーブ」を指します。
そのシケインを道路上に作ってしまおう、と。
たとえば、直線道路の端っこに互い違いに大きな植林スペースをつくったりして、
道を「〜〜〜〜」のようにしてしまうのです。
こうすると、車は常に左右にハンドルを切ってかわさなければならないので、スピードが出せません。
僕が仕事でよく行く某新興住宅地は、まさにこれをしています。運転泣かせですが、地域の安全のためには仕方がないです。
けれど、これだと設置コストがかかりそうです。もっと簡単にシケインを作れないか?
そこで登場するのが、これ。
↑この道路も4〜5m幅がありますが、道路の端の歩道(路側帯)部分をカラー舗装することで、
1車線の道路に見せています。
→写真のようにカーブの先から車が来ると道の譲り合いをしてしまいそうです。 これでも十分離合できるんですけどね。 実際に走ってみるとかなりの圧迫感です。 |
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視覚に訴えるこの舗装はもっと普及させて欲しいですね。 こうするだけで、道の真ん中を走るようになり、安心して歩道を歩けますし、 路駐も心理的にしにくくなります。 ちなみに自宅近くの小学校の通学路の5m道路は、 道の端をジグザグ形にカラー舗装してあります。 まっすぐの道なのに、大変走りにくく感じますよ。 |
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こんなのもあります。道を物理的にジグザグにしている上に、 道路をタイル張りなどにして、異様に走りにくい心理を抱かせるようになってます。 この先にはやはり小学校があって、この道は通学路なんですよね。 学校強し! |