子ども達しか渡らない「橋」




もう、ここからの見事なイチョウ並木の眺めは 二度と楽しめなくなってしまいました。





これは京都市上京区の堀川通をまたぐようにして架けられていた、
「成逸歩道橋」(せいいつ・ほどうきょう)から南を臨んでいます。






この陸橋は2016(平成28)年の暮れに撤去されちゃいましてね。







代わりにこの場所には横断歩道が設置されました。


そこで皆さんにお尋ねしますけど、最後に陸橋を渡ったのはいつですか?
そもそも、日常的に陸橋を渡りますか?


渡りませんよね。わざわざ階段を上り下りしてまで…。面倒くさいし足がダルいですやん。
車の流れが途切れたら道路をピューッと走って渡るんじゃないですか?



車の通行を優先するため、かつては主要幹線道路のあちこちに陸橋があったと思うのですが、
いつの間にか 次々と無くなっていってます。
それもそのはずで、京都市では積極的に陸橋を取っ払う施策をとっているからです。



理由は2つあって、
ひとつは、老朽化
もうひとつは、ニーズがないから


そもそも、車の通行を優先して、歩行者が迂回路のような歩道橋を渡らなくてはならないことが
今の時代に合ってない
気がします。



現在、京都市内で残っている陸橋は、
先ほどお見せしたの張り紙にあったように、通学路になっているものがほとんどです。
どうやら、小学生には信号のある横断歩道は渡らせず陸橋を渡ることで、
通学の安全を確保
しているようです。



ちなみに、僕は陸橋が好きで、たびたび渡っています。
ちょっとした高みから見下ろす優越感に浸れるってのがね。


お殿様がお城から城下町を見下ろして「世は満足じゃ」と悦に入ってる感じですわ(笑)。
ただ、お殿様と違い、僕が極度の高所恐怖症で、たかだか高さ4.5mの陸橋を渡っている最中に足がすくんでしまい、
さらに陸橋は歩いているだけでも揺れるので怖くて仕方がないのですが(汗)。




京都市内で最も古い陸橋は三条通にかかるコチラです。





今も残っているということは、当然通学路なわけでして、朝夕には小学生達が列をなして渡る光景が今でも見られます。






しかし、架橋して半世紀超でしょ。

なんというか、塗装が剥げて錆びも回ってみすぼらしいですし、
子ども達だけでなく、僕たちでも楽しく渡れるようにリニューアルしてほしいなぁ。