パイプ椅子+ドカヘル+カウンター




時折見かけますね。
道ばたでドカヘルをかぶった方がパイプ椅子に座り、
いくつも並べたカウンターをカチカチ押している
のを…。


交通量調査です。どの方向にどんな種類の車が何台通ったかを数えてるんですね。





そういや、京都マラソン開催日には、市内のあちこちでカウンターをカチカチさせていたなぁ。
市街地であれだけ交通規制をして大規模な大会を催すのやから、影響を調べて対策を考えているのかな。
まぁ、車で来る観光客対策かもね。状況がわかっている市民はわざわざお出かけしませんから(笑)。



そのカウンターを押している様子を見て毎回思うんですけど、
あれって適当にカウンターをカチカチやっといてもバレへんのとちゃうの?

…と思ったら、たまに監視役みたいな方が来られてますね(笑)。
それに、テキトーにやったらほかの計測地点との数が合わなくなってバレるか(汗)。




しかし、各種テクノロジーが急速に進化した今の時代において、すんごくアナログな手法やなぁと思うんですよ。
方法もさることながら、暑い日や寒い日や悪天候の時も、その場から動くことを許されない。
もしかしたら給料がいいのかもしれませんが、それを差し引いても体に悪そうやし、気の毒に思えちゃうんですよね。



それなら、ニンゲンの代わりにビデオカメラを据え付けて丸ごと録画し、
あとから台数を勘定したほうがいいのと違うかな。
空調の利いた部屋で映像観ながらの作業なら天候にも左右されへんから体も楽やろうし、
倍速再生したらタイムパフォーマンスも上がるやん。





一度だけVTR録画してるのを見たことがあります。
更に技術的には、流行りのA I に映像を見せ、機械的にカウントさせることも可能とも聞きます。
人件費も要らんし、コストがとっても節約できるやん。それでいこう!


…と、利便性や効率を求めるのは結構ですが、
VTRだと死角に入った車両を見逃したり、雨が降ってレンズが濡れると映像の品質が著しく落ちてしまうでしょう。
それに、VTRだけを道路わきに置いといたらイタズラされたり盗られる可能性もあるし、結局カメラの「お守(も)り」をしなきゃならない。
みだりに第三者を撮影してはならないという プライバシー権や肖像権の問題も出てくるかも。



やはり、交通量調査はアナログのまま人の手でやった方がよさそうです。
だから、相変わらずパイプ椅子に腰かけたドカヘルの人がカウンターを押してるわけですね。



で、僕が通りかかったら、どうカウントされるのやろう。
まさか「豚熊1匹」とかちゃうやろね! (-_-x)