消えます♪消えます消えます消えます!!




昭和50年代前半、
軽快なポップ調のサウンドに、インパクトのある歌詞。
そして今では当たり前となっている、「歌って踊る歌手」の先駆的存在で、
出るシングルは爆発的に売れ、ニホン中を嵐のように駆け巡り魅了したアイドルデュオ「ピンクレディ」

ある年齢世代の方なら誰でも言っていいほど、いまでも空でフルコーラス歌えるはずですし、いまでも振り付けを覚えてるはずです。
それこそ、掛け算の九九を唱えるように、当然のごとく。
色っぽくてキワどいコスチュームに鼻の下伸ばしたオトコも いるでしょ?(笑)



僕もハマった一人でして、
カメレオン・アーミーだの、サウスポーだの、モンスターだの、ペッパー警部だの、UFOだの、SOSだの…。
地域の夏のお祭り「地蔵盆」の のど自慢で、よく歌っていたそうです。

当時買ってもらった「偽者のピンクレディが歌った」カセットテープは、
今も我が家のカセットラックの中で眠っていますよ。
実は僕が本物の歌声を「知った」のは、ずっとずっと後、平成の世になってからのこと。


だって、ピンクレディが解散したとき僕は若干5歳だったから、本物かニセモノかの区別など出来なかったし、
それ以前に、ハマっていたこと自体あんまり覚えてないんですけどね〜(笑)。



このコラム執筆の参考に…とYouTubeでピンクレディの映像を楽しんでいたら、ついついノメリ込んでしまい、
気付けば何時間も経っていたではないか!おれの貴重な時間を奪った責任者出て来い!!




いつの時代もアイドルは若者(特にオトコ)をメロメロにしちゃいますね。
それが「AKB48」か「モーニング娘。」か「おニャン子クラブ」かは存じ上げませんが(笑)。


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そんなピンクレディの曲のひとつに、こういうサビがあります。



♪透明人間、あらわるあらわる〜
透明人間、あらわるあらわる〜♪




タイトルはそのまま「透明人間」(笑)。
ピンクレディの代表曲のひとつで、後に「モーニング娘。」がカバーをしています。


この曲の続きはこういう歌詞です↓


♪嘘をいっては困ります、あらわれないのが透明人間です♪




さてここでお尋ねします。

交通社会において透明人間が存在すること、ご存知でしたか?

ンなもん あるわけないやろと笑い飛ばしてるそこのアナタ!
あなただって「透明人間」になる可能性があるんですよ。



では実例の紹介。

明かりの少ないか明かりの無い暗い夜道を走行中、対向車が現れました。
お互いにヘッドライトを点灯したまま接近すると、
強い光に包まれた前方の歩行者などが一時的に見えなくなることがあります。


普通は「蒸発現象」と呼ばれるそれが、透明人間の正体です。


次の瞬間、視界に人の姿が見えて急ブレーキを踏んだこと、
長く車やバイクを運転されてる方なら一度や二度は経験あるはず。



夕方の強い逆光のときにも眩惑されて同様の現象が起こります。




ほかにも、夜道で暗い色の服装で歩かれている方って見えにくいですよね。
無灯火で走ってる自転車、見分けられます?

直前まで接近してやっと存在に気付いてビクッとなることは、しょうちゅうですよ。
だから、夜道の走行ほど神経を使うことはないです。


歩行者/自転車の側からすれば、自分が相手から「見えている」と思い込んでるんだと思います。
もしくはそういうことに無関心か(困)。


まぁ、車の運転手側からでは、そういう方々って大抵見えないんですよね。存在を消されてます。
無灯火の自転車はペダルに付いてる反射材がキラッと光るのを注視してれば、かろうじて分かる、かな。


街灯が少ない場所だと、視認性に優れているはずの白い服装ですら判別しにくかったり。
夕暮れに日課のランニングをしている僕も、どっちかというと視認性に欠ける紺色などのウェアに身を包んでいることがあるので、
そういう時は、相手からは見えてないかもと気をつけるようにしてます。



夜道における「透明人間化」は、自らをも危険に晒してしまいます。
だから、どこかに反射材を着けるとか、自転車なら必ず点灯するとかで、自分自身の存在を積極的に「見せて」欲しいですね。



人が消えてしまうのは手品だけで十分ですよ(笑)。