線路もOK、二刀流バス




いつやったか、変わった乗り物を見かけたことがあります。

それは、車両自体は 車載クレーンなどを搭載した、作業をするトラックなのに、
車体の下に、どこかで見たことのある物体がついていたのです。
それはタイヤと同じ方向に並んだ2つの鉄輪



車体の下部を前から見ると、


《タイヤ》 《鉄輪》  《鉄輪》 《タイヤ》



のように見えるんです。


その鉄輪の形といい、大きさといい、どう見ても鉄道用のものではないのか?


僕の予想は正解で、後に、どこかの操車場でそのトラックの姿を見たのです、線路の上で



要するに鉄道のメンテナンス用の車両で、
地面に接する車輪をどちらか選ぶことで、鉄路だけでなく、道路も走れるというわけです。

こうしておくと、移動に制約がなくなり、どこの線路へでも簡単に行けてメンテナスができる…便利なトラックですやん。




…というのを客車に応用したものが、世界で初めて営業運行を開始しました、ニホンで



DMV(Dual Mode Vehicle)といいまして、マイクロバスを改造した車両で、線路と道路の両方を走れます

過疎地の鉄道は、線路の維持をするだけでも費用がかさんで大変なので、
そういう区間は線路を引かず、道路を走るほうが合理的なんですよね。



ただ、この車両を運転するとなると、列車の運転免許と、バスの運転免許の両方が要りますので、
運転できる方が限定されるような…。



面白いなぁ〜…、で終わったら経営が成り立たないので、物珍しさだけではなく、地域の足としてしっかり活躍してほしいものです。



最後に同じ内容の記事を3本紹介します。好きなの読んでくださいな(笑)。

















記事引用:
京都新聞 2021年12月28日付夕刊
京都新聞ジュニアタイムス 2022年1月16日付
JAF Mate 何月号か忘れました(謝)