哀愁のドライブイン




今でこそ、あちらこちらにある「道の駅」。
その前身となる施設についてお話しようと思います。



道の駅といえば、レストランや売店、お土産、トイレ、広い駐車場がある、
道路利用者のためのオアシスみたいなものですよね。


もともとは、高速のサービスエリアやパーキングエリアのような施設を地域を巻き込んで一般道にも広めよう…
というコンセプトのもと、官民共同の企画で始まりました。



では、かつては一般道にそういった施設がなかったのか?いや、ありました。


それがドライブインです。


利用者からすれば、両者の違いって何やねん?と思うでしょうね。



道の駅が国土交通省により登録された、誰でも利用できる「地域の施設」なのに対して、
ドライブインは、あくまでも「私設の施設」(決して駄洒落ではない)です。



そのため、利益が求められますし、来客が少なければ廃業して放置され、廃墟化しているものも散見します。
特に、道の駅がメジャーになってからは差別化が図れず、その数を大きく減らしました。



ドライブインで共通して感じるのは、全体的に漂う 昭和っぽいところ



良きにつけ悪きにつけ、少年時代を懐かしく思い出させてくれるのです。
個人的にこういうの大好き♪


京都府下において 今もなお張り切って営業しているドライブインを紹介します。


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【やまがた屋】





京丹波町のR9とR27の交点に位置し、2017年に開業50周年を迎えた老舗のドライブインです。
京都市街〜福知山・舞鶴とのツーリングの接続地点にあたります。

僕らにとって、ドライブインといえば「やまがた屋」でしたね。





充実したおみやげコーナーとメニュー豊富なレストラン
最近リニューアルしたきれいなトイレ&甘党の僕向けのミスタードーナツがポイント高いです(笑)。



ここから1km圏内に「丹波マーケス」「瑞穂の里さらびき」という道の駅が2つもあり、
かなりの激戦区ですが、これからもお世話になりますので よろしくです。


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【ドライブイン ダルマ】


もうひとつご紹介。こちらは店内写真だけ。(表構えを撮るのを忘れてん orz)

舞鶴市街よりR178を丹後方面へ向かうと、ヒョイとあらわれるコチラ。


店内には知る人ぞ知るあの自販機があります。





いわゆる「オートミール」と呼ばれる軽食の自動販売機が並んでいます。

現役稼動はニホンでここだけと噂される、麺類の自動販売機。40年ほど前の機械で年代ものです。
250円を投入すると、27秒で出来たてのうどんやラーメンが出てくる代物♪
しかもおいしいんですよ♪♪






ジュークボックスもあります。





お金を投入して、好きな曲を自分で選んで聞けるという機械です。
中にレコードが仕込まれています。




このときは1曲30円で「狩人」が歌う「あずさ2号」をチョイスしました(笑)。
店内に響く昭和歌謡。忘れていた何かを思い出して、一人ジーンとなってしまいましたね(涙)。


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以上、「The 昭和」を2つ紹介しました。

全国にある、元気なドライブイン、まだまだあると思いますので、ツーリングがてらお邪魔しに行きますよ〜。

味のあるオススメのドライブインがあったら教えてくださいね。