電化道路




さて、ちょくちょくHP上でも登場してます電気自動車(EV)


走りや静粛性は折り紙つきなのに、ハイブリッドカー(HV)のように加速度的には普及してないですよね。
毎日どこかで1台はEVを見かけますけど、HVの先駆者、プリウスな出たときなんて そこいら中プリウスだらけやったのに…。



それは、値段もさることながら航続距離がいまひとつという点。
それもそのはず、走れる距離はバッテリーの容量に比例し、
距離を走れるようにしようとするとバッテリーを大型化しなければならず、そうなると値段が上がってしまう。
それに、充電スタンドの数が絶対的に少ないですよ。



現在最も性能がいい市販のEV、日産のLEAF
どれだけ走っても充電代が月2000円の定額制キャンペーンをしてるのは普及に必死やからなんやろうなぁと思います。


つまり、EVがまだ過渡期ということですわ。




ところで、先ほどバッテリーが…といったことを書きましたが、
バッテリーを搭載せず自家発電もせずに電気で動く乗り物、ありますよね。


何でしょう?それは誰でも知ってます。乗ったことがない人を探すほうが難しいかもしれません。



電車です。



電車は架線から電力の供給を受けて走ります。
そのため車体に大きなバッテリーを積む必要がありません。

これをEVに応用できないのか。出来ました。


以下紹介記事。







スマホの充電で「qi」(チー)という方式を聞いたことがありませんか。
コンセントやUSBなどでケーブル接続する物理的な充電方法ではなく、ワイヤレスで充電する非接触方式です。
いわゆる電磁誘導を利用したものですが、これ自体は特別新しい技術ではないんですよね。
身近なところでいうと電磁調理器(IH)も同じカテゴリに属します。



それをEVの給電に応用したわけです。いわば道路に架線を敷いたような感じ。
電気を受け取る方法がIHっぽいだけで。



これがもし普及したら、車にバッテリーを積む必要がなくなり、
軽量化や値段を安く抑えられ、航続距離も気にしなくていいなどのメリットが生まれます。


ただし、「架線」を外れたらその瞬間に立ち往生しますが(笑)。




記事引用:毎日新聞 2016年3月19日付夕刊