原付専用緊急脱出ルート
ひと昔前と比べても、増えたな〜と思います。
自動車専用道路が。
大きな山などを隔てた街と街を直線的に結ぶバイパス道路の建設が各地で進んでいますけど、
そういう道路って、たいてい自動車専用になっていませんか?
それまでは、クネクネした狭くて急カーブだらけの峠道を延々と走らされてくたびれていたのが、
山にトンネルを掘り、谷に橋を架け、一直線でキレイに整備された直線路になるのですから便利ですよね〜。
距離も短くなるし運転の負担も大きく減ります。
でもって、利便性向上のため、新規の自動車専用道へ誘導するように案内標識が書かれていますし、
分岐点での道路の形状もそちらへ自然と向かうように作られています。
しかしながら、それが災いとなる乗り物がいます。
ここでいう「自動車」とは、一般的な乗用車やトラック、バスと125ccを超えるバイクを指します。
そう、125cc以下の原付1種と2種は自動車専用道を走れない!!
しかも、滋賀県の湖西道路にしても、兵庫県の第二神明道路にしても、
一般国道を走っているつもりが、気づいたら標識が緑の自動車専用道路に変わっていた!!
ついでに制限速度も80km/hに上がっていて流れに乗れず(
゚Д゚)ヒョエー、
更に警察に見つかったら交通違反で検挙されて 上納金
反則金だの要求される(#゚Д゚)プンプン
地元ならまだしも、原付で遠出した先でその仕打ちを受けたらたまったもんじゃないですよ。
一般道と自動車専用道を直線で繋いだのは誰やねん!!(゚Д゚
)
…という道路の代表例が京都市内にもありました。
京都盆地の西の端、西京区沓掛で国道9号線を西向きに走っていると、いつのまにか自動車専用道の京都縦貫道に入ってしまう、
素晴らしいトラップがあったんです。
125cc以下のバイクは当然R9を走らなくてはならないのですが、
縦貫道へのアプローチがあまりにも自然なため、間違って縦貫道に入っちゃうバイクが続出したのでしょう。
長いトンネルの入り口前にこんなものがありました。
専用出口(笑)。
間違って入ったバイクの人は、ここで本線から外れて、設置してある非常電話でSOSする、と。
すると、係員が専用出口の門を開けに来てくれて、下道へと戻れる仕組みです。
地図で見ると、この下道に戻る道のりはかなり長く、
縦貫道の入り口前まで戻らされる、すごろくの「スタートに戻る」状態に遭います orz
今は縦貫道が全線開通し、すべてインターチェンジを通過するようになりましたので、「迷い原付」は無くなりました…が、その跡は残っています。
125cc以下のバイクの皆さん、全国に
はびこる、このトラップにハマらないよう、標識はしっかりとご確認を〜。