ビューエル復活の錯覚




バイクにあんまり詳しくない方が見ても分かるほど特徴的な姿かたちをし、
威圧感や畏怖の念を抱かせる、アメリカが誇る大型バイク、ハーレー


大陸横断クルーザーの頂点に君臨し、その名を欲しいがままにしています。
ニホン国内4メーカーのバイクだってどれも優れていると思いますけれど、
あのカテゴリの牙城だけは崩せそうにないですね。




そんなハーレーについて、新聞の下のほうに「ありえない」記事が載っていたのです。
いつものようにそのまま掲載しちゃおう(笑)。







ハーレーの心臓は、100年超にわたって空冷OHV45度Vツインエンジン
という単一のスタイルにこだわっていたのに、
ここにきてEV(電動)をもってくるとは。



ハーレー独特のドコドコ音ではなく、モーター特有のヒューンという音を立てて走るバイク。
しかも加速がムチャクチャ速いやん。
スポーティーなイメージに仕上がっていますが、違和感あるなぁ…どころか、もはやハーレーではない!!




僕が思うに、ハーレーのエンジニアが設立し、
後にハーレーに買収されたスポーツバイクのブランド・ビューエル(Buell;1983〜2009)っぽいなぁと。




↓電動バイク(左)とビューエル(右)を並べてみると、なんとなく似てると思いません?


  



黙っといたら、ビューエルの新車と思いますよ、きっと(笑)。


親会社(ハーレー)が売り上げ低迷を理由に2009年にビューエルの生産を中止したくせに、試作車をこういう形にするとは
未だにどこかビューエルへの未練があるんじゃないのかと感じますわ。

っていうか正直に言うたらエエんやで。ビューエルを亡き者にしたのは間違いでした、って(笑)。




さてこの試作バイク、いつ市販されるのやろう。
そして、これがハーレーの名をかたることが許されるのか…?!

それとも、試作車のまま日の目を見ることなく葬られるのか…(笑)。



個人的には、音のしないハーレーなんて邪道なので、
スピーカーを搭載してでもドコドコ言わせて欲しいなぁ。




参考資料:京都新聞 2014年6月20日付夕刊