運転中の車内での落とし物
あッ!!
↑運転中にこういう経験ありませんか?
助手席に置いていた荷物などがブレーキの弾みで足元に滑り落ちた、ってことが。
僕は何度もあります。
このときは、ドリンクホルダーに挿してあった空になったペットボトルが
道の段差でバウンドした弾みで跳ねて足元に落ちた、実際の写真です。
運転中は車内での「異変」に敏感に反応してしまうものです。
僕なんてフロントガラスの隅っこにテントウムシが止まっただけでも気になってしまうくらいですから。
このペットボトルは、右に左にころころ転がって すんごく気になります。
すぐ拾い上げたい。
このとき僕は、反射的に身をかがめて手を伸ばし 拾おうとしました。
絶対に拾ったらアカン!!
どこからか声が聞こえた気がして、我に返りました。
今のおれは走行中。
見るのは落っことしたペットボトルではなく、前です。
運転中のよそ見なんて、よくある事やん、とお思いかもしれません。
では、お尋ねします。
40km/hで走行中に、1秒間よそ見をしました。
その間に車は どのくらい進むでしょうか?
たかが1秒と思うなかれ。
これが、僕が運転中に、後ろに乗っている同乗者が手を伸ばし 僕の目を覆って、「だ〜れだ?」なんてことを
たとえ1秒でもされたら、僕なら激怒します。許しません。
その間に11mも進んでいるんやで。
それだけの距離の「意識の空白」が出来てしまうんやで。
その間 何も起こらない保障なんてどこにある?
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落っことしたものを拾いたいときは、落ち着いてまず安全な場所に移動して停車。
それからゆっくり拾いましょう。
先ほどの空のペットボトルは、すぐ先の赤信号で停車した際に、
ギアをニュートラルに入れてサイドブレーキを引いて、車が動かない状態にしてから拾い上げました。
足元に落ちた空き缶やペットボトルがペダルと床の隙間に挟まると
車の制御が出来なくなり 非常に危険ですので、くれぐれも注意してくださいね。
理想は、荷物などは最初から足元に置いたり、しっかり固定するなどして動かないようにすることですけどね〜。
参考資料:JAFMate (JAFメディアワークス刊) 2018年8・9月合併号