ボンネットの中の主張
車のボンネットを開けてエンジンルームを見たことありますか?
車の心臓部ですからね〜。エンジンをはじめとして、大事なものがいっぱい詰まっています。
セダンやスポーツカーのに比べると、
ミニバンのボンネットはとっても小さいですよね。
乗員の快適さを優先のため、スペースを稼ぐべく、エンジンルームは極限まで狭くなり、
その狭い空間に大事なものがギュウッと詰め込まれています。
その典型例として、我が家のフリードのものをお見せしときます↓
こんなになってしまうと、何が何だか分かりません(汗)。メカニック泣かせやん。
フリードは1500ccですのでまだいいものの、
どっかの大排気量の巨大ミニバンだと、エンジンがでかすぎて悲惨なことになっているようです(笑)。
エンジンの冷却も兼ねてエンジンルームには底板が無く、空洞になっています。
なので上から見下ろすと地面が見えるはずなのですが、これだけゴチャゴチャしてると地面なんて見えやしませんわ(笑)。
それに、エンジン上部にカバーをかけるなんて邪道です。隠すなよ、一番大事なものやのに ( `_ゝ´)
ところで、ボンネットには全く別の役割があります。
それは、衝突した際にエンジンルームが潰れることで衝撃を吸収し、乗員を守るというものです。
そのために、ボンネットは潰れやすく作ってあるそうです。身を挺してまで乗員を守る…健気じゃないですか (´Д⊂
ホンダの車のボンネットが手で押しただけでもベコベコと凹むのは、そのためだと思いたいです(笑)。
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ところで、大阪モーターショーにおいて、日産のスカイライン・初代GT-Rを見る機会に恵まれました。
1969(昭和44)年に登場した、通称「ハコスカ」です。
エンブレムも輝いていますよ。
僕、古い車には興味が無かったんですけど、これを見たら今の車には無い強い主張が感じられ、しばし見入ってしまいましたね。
全体像は僕の目に焼き付けましたので写真はありません。撮り忘れただけなんて言えるはずないやん。
その強い主張の中で、最も強く主張していたのがボンネットの中でした。
直6・2000ccのエンジンが3基のキャブレターと6本のエギゾーストパイプを従え、
どーんと腰をすえています。堂々としたもんですよ。
それ以外の余計なものは一切無し。
走るための姿は かくあるべし、とでも言いたげです。
これだけ潔いんですもん、走りも潔いはずです。一度でいいので運転してみたいものですね〜。