フルフラットバス




僕、車はミニバンにこだわっています。

理由は、背が高くて乗り降りがしやすく、運転視界も高めで見やすく運転しやすい、
それと、荷物もたくさん積めるから
ですね。


所有してきた車は、初代ワゴンR(初期型)→モビリオ(前期型)→初代フリード(初期型)の3台。

初代の初期型が2台ありますが、別に新しい物好き…ではなく、
中古で買ったのがたまたま初代の初期型だっただけですよ(笑)。


ここまではよくある理由ですが、僕にはもう一つこだわる訳があります。



シートがフルフラットになることです。




かつて、車で遠出の際は、夜に出発し深夜に目的地に着いて、そのまま朝まで車中泊をすることがよくありました。

その仮眠をする際に、1列目と2列目のシートをベターッと倒してフルフラットにすることで、
即席のマットレスとなり、毛布の一枚でもかぶれば快適な睡眠が得られる、と。



ただ、実際に完全なフルフラットになったのはモビリオだけで、
ワゴンRは2列目の背もたれが仕様上60度くらいまでしか倒れず
フリードにいたっては、1列目の背もたれを目いっぱい倒すと、2列目の座面と僅かに当たってしまい段差が出来て、
どちらも寝心地が悪い代物です(でした)。


それだけではなく、運転者(僕)が睡眠中に爆音を立てるので、
同乗者はどちらにしても騒音公害で眠れなかったそうです(笑)。
ゴメンな〜、よくいっしょに車中泊した「脇」君(仮名)。




そんなことはどうでもいいのです ヽ(`Д´)ノ




最近、他の乗り物でもフルフラット化の動きがあるそうで。



それは路線バスです。



いまどきの路線バスって、昇降口に段差がない「ノンステップ」タイプが主流ですね。
国内路線4万5000台のうち、約半数の2万2665台(2015年度末現在)がノンステップバスです。
これを2020年度までに全体の7割まで普及させたいそうです。



ノンステップバスは、エンジンやミッションなどをバスの後方床下に集中させてそのぶん前方の床を低くしているわけですが、
後方の席のほうは逆に段差だらけで、映画館の座席か!ってほどですよね(笑)。







確かに京都市バスも大半がノンステップバスでして、たまに乗ると後方座席へは移動しにくいし、車内の段差には不便を感じていました。

そこで、エンジン等の配置を車両最後方に集約することで、平らな床面を1〜2割広げてバリアフリー化した
「フルフラットバス」が外国にはあります。






イギリスやフランスでは普及しているそうですが、
ニホンでは、東京都営バスが2018年秋に国内で初導入するとのこと。

定員や座席数はほぼ変わらないそうですので、京都市バスにも早急に採用されることを期待しています。






あと、我が家のフリードの座席のフルフラット化もなんとかしてくださ〜い!(切実)
段差のあるシートで寝たら腰が痛いんですよ〜(涙)。




記事引用:毎日新聞 2017年11月24日付夕刊