緑ストライプ枠の役割




一昔前…いや、二昔前以上から交通社会人だった僕たちの先輩方なら、
こういうものを良く見かけたんじゃないかと思います。



信号機につけられた斜め縞の枠

某・練りハミガキのような色合いですね(笑)。



これは、滋賀県大津市の京阪電鉄・上栄町(かみさかえまち)駅前のもの。

この駅を境に軌道敷となり、写真のように4両編成の電車が
道路上にずずいと出入りします。


路面を走る電車は1〜2両編成が大多数ですので、
この光景は鉄道マニアにはヨダレもんらしいですわ。


まぁ、電車のデザインや色合いが周囲の雰囲気を完全に無視している点は
黙ってといてあげような(笑)。




最近ではこういうシマシマをつけられた3色信号機は滅多にお目にかかりません。


だから、この手の信号機は古い型なのかと思ってしまうのです。

だいたい、信号機にわざわざこんなものをつけるなんて、何の意味があるのやろう。


…と思いながら街中をウロウロしていたら、件のストライプが必ずつけられているある種の信号に気づきました。




コレ→   




カーブの先に信号があるなど見通しの悪い地点で、「この先に信号があります」とお知らせするものですね。
前方の歩行者用信号が青点滅をすると、手前にある予告信号が連動して黄色の点滅をし
注意喚起をします。



…ということを知ったのは、免許を取得してから相当後のことです。
いったい僕は教習所で何を習っていたのでしょうか orz



これは復習をしなくては!と、教習所でもらった「運転教本」を見てみました。
すると、予告信号についてはどこにも書いてありません。



あれ?おかしいなぁ。



それではと、免許センターで免許の更新時などにもらえる「運転の教則」も全部読み返しましたが、
やっぱりどこにも書いてありません。



では僕は 忘れていたのではなく、もともと習っていなかったの、か??


予告信号って、そういう扱いなのか?
だから、わざわざ「予告信号」って書かれてるんやな?

大切な役目を負っているのに、扱いがぞんざいやねえ。


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ちょっとネットの世界に問うてみるかと軽く検索して、予告信号がどういう位置づけなのか調べてみました。



すると、
予告信号は全国統一基準ではなく、
各都道府県によってスタイルがバラバラ
ということが判明(汗)。


上のほうに載せた「一つ目」の予告信号は京都府ローカルということも同時に判明 orz


全国津々浦々出かけているけど、そこまで考えもしなかったわ〜うううう(涙)。


そりゃこんなにもバラバラだったら、公安委員会発行の「運転の教則」にも載ってるはずがないわな。


取材もしてコラムを書き上げてからそんな事実を突きつけられても。
ここまで書いてボツにはしたくないからそのまま公開してしまおう(笑)。


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え〜では気を取り直して、信号にシマシマもといストライプがつけられている目的は…!!



信号機を目立たせるため。


たとえば、コチラのような「一つ目」の信号もありますが、
信号機単体だと風景に溶け込んで目立ちませんよ、ね?



だから、ストライプの枠をつけて信号機を強調させているのだとか。

昔の信号機にストライプの枠がつけられていたのは、同様の理由らしいです。



京都で予告信号が黄色の点滅をしていたら、ブレーキをかける準備をしようね♪




参考資料:「道路占有物」様 内、「予告信号」のページ

トップページ http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/3452/

予告信号 http://www46.tok2.com/home/echigoya/traffic_signal/yokoku_signal.html