参考:グリーン税制について




2002(平成14)年度から、大気汚染や地球温暖化防止の観点から、環境にやさしい自動車の税率を軽くし、
環境への影響が大きい自動車の税率を重くする「自動車税のグリーン化」が全国的に実施されています。


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平成13年、平成14年度に新車登録された車で、以下の条件に当てはまるものは、
登録の翌年度と翌々年度に限り、自動車税が軽減されます。

軽減の対象自動車 自動車税・軽減率
(100円未満切り上げ)
低公害車(電気自動車・天然ガス自動車・メタノール自動車)※ハイブリッド車を除く 50%
低燃費車
(2010(平成22)年 燃費基準達成車)で、
なおかつ

規制値より75%減 超・低排出ガス車

規制値より50%減 優・低排出ガス車

25%

規制値より25%減 良・低排出ガス車

13%


たとえば、僕の車「モビモビ」(1500cc、優・低排出ガス車(★★)、平成15年3月新車登録)の税額は
通常の自動車税額は、34500円ですが、グリーン税制の恩恵を受けて25%減となるので、

34500−(34500×0.25)=25875
100円未満を切り上げて、26000円となります。

年間8500円、2年間で17000円のトクになります。



平成15年度に新車登録された車で、以下の条件に当てはまるものは、
登録の翌年度(平成16年度)に限り、自動車税が軽減されます。

軽減の対象自動車

自動車税・軽減率
(100円未満切り上げ)

低公害車(電気自動車・天然ガス自動車・メタノール自動車)※ハイブリッド車を除く

50%

低燃費車で、なおかつ

規制値より75%減(超・低排出ガス車(★★★))※LPG車を含む




逆に自動車税が増税される場合は以下の通り。

増額の対象自動車

自動車税・増加率
(100円未満切捨て)

新車登録から11年を経過したディーゼル車

(平成3年度登録車で、平成15年度以降)

10%

(2015年以降は15%)

新車登録から13年を経過したガソリン車・LPG車

(平成元年度登録車で、平成15年度以降)


たとえば、前出の「モビモビ」が増税される場合の計算は、
34500×1.1=37950
100円未満は切り捨てて、37900円となります。

2015年以降は 34500×1.15=39675…つまり39600円に。


ただし、増額の対象自動車に、電気自動車、燃料電池車、天然ガス車、メタノール車、ガソリンエンジンのハイブリッド車、
一般乗合バス、被牽引車は含まれません。


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でもなぁ、新聞の投書欄にも載っていたのですが、増税は、古い車を大切に乗ってる方を侮辱してるようにしか思えません。
モノを大切にする精神をないがしろにしてるよなぁ。
暗に古い車に乗ってる人は乗り換えろと言ってるようで…。


減税措置も、「★★★」など、達成出来るはずがないと考えて設定した役人も、日本の技術をナメてかかりましたね。
大量に「減税車」が登場したせいで、自動車税の税収が激しく落ち込み、あわてて、自動車税の軽減条件を厳しくしました。

2005年(平成17年)排出ガス基準に対応した低排出ガス車の認定を受けた自動車に貼付するステッカー
こんなのです。


規制値より75%減 
規制値より50%減




税収が減ったなら減ったで節約しようとか考えられないのか、この石頭役人が〜!!!