引ったくり犯御用達アイテム




先日新聞に、東京都内の引ったくり被害の内訳などが載っていました。
それによると、被害者の95%は女性で、73%がバイクを使った犯行とありました。



↑こういうときに使われるバイクって、大概がスクーターだと思います。
クラッチ操作がいらず、右手だけで操作できますから。
たとえ原付でも二の足の走りを振り切るのには十分ですからね。



大型バイクで引ったくりって聞かないですし。
無理にハンドバッグなどを奪ったとしても、バランスを崩してコケるのがオチでしょう。


どっちにしろ、そういうことにバイクを使うなんて、全くもって嘆かわしい!



ところが最近では、引ったくり犯も「単数でバイク→多数で車」など集団化が著しくなっているそうです。
被害者の抵抗を恐れず、複数が乗り込んだ車で襲い掛かる…と凶暴化し、ターゲットは若い男性にも及んでいる、と。
さらに、引ったくり犯の年齢層は中学生〜高校生が大半。
無職少年も含めると、引ったくり犯全体の80%が未成年者。



遊ぶカネ欲しさに誰かれ構わず金品を奪う…。
いつからこのニポン国民は、こんなにも情けなくなっちゃったんでしょう?


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そこで、引ったくり犯から身を守るために、いろいろと知恵を働かせます。

たとえば、
自転車の前カゴにカバーを被せるとか、
ショルダーバッグは肩から斜めに掛けるとか、
手でかばんを持つときは、道路の端側の手 (左端を歩いていたら、左手) に持つ…。



ちょっと用心をするだけで、引ったくられるのを防げます。
これらは警察やマスメディアでも、頻繁に言っていることです。




でもその予防策も空しく、引ったくりの件数は減ってはいません。増える一方です。
これは一体どういうことやろう?と、ある日、家の近所の人通りのある道をバイクを走らせながら、それとなく観察してみました。



答えはすぐに分かりました。
いるいる。前カゴに無防備にカバンを放り込んだまま走ってる自転車のオバちゃんが。
それが、何人も。僕がバイクでオバちゃんらのすぐそばを通り過ぎて行っても、全く反応がありません。

ただただ前を見て、私はダイジョウブとでも思ってるかのように(いや、多分何も考えて無いんやろうな)ペダルを漕ぐオバちゃんら。



僕もバイクで追い抜きざまに、思わずその前カゴのカバンを引ったくってやりたい衝動に駆られました。
って、そんなことを実行しませんよ〜。
僕はもはや小僧ではないですし、第一カネにも困ってません(失言)。



だけど、僕だって魔が差しそうになるほど、無防備な姿をさらしているのですから、
カネに飢えた小僧どもなら、格好のカモでしょう。



ですから、どうか、しょうもない引ったくりに遭わないためにも、
カバンの持ち方と、後方から来るバイク(車)には注意を払ってくださいね。


道を行く女性に背後から来たバイクを警戒されるとなると、
僕たちバイク乗りの肩身がますます狭くなりますが、ニポン国の平和のために、この際仕方がありません。



…実はね、僕がバイクや車で通り過ぎるのが一番怖いのは、オバちゃんの横なんですよ。
どういう動きをするか予想がつかないから(笑)。


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大阪は引ったくりの名物でしたが、2021年の引ったくり件数わずか100件。
最も多かった2000年(1万973件)の1%以下にまで減ったそうです。それでも全国ワースト1ですが(汗)。
引ったくりは絶滅危惧種に指定すべきですかね(笑)。