闇夜に浮かび上がるエメラルドグリーン




(タイトルが長いなぁ)

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車には様々なカスタムパーツがありますよね。

性能を向上させたり、見た目を良くしたり…、
それこそ各メーカーから大小数え切れないほどのパーツが販売されています。



が、その中で唯一、お上(かみ)がリリースしているカスタムパーツがあります。知ってました?



車の中で唯一、自分のものではない「借り物」であるナンバープレート

登録してある以上、必ず取り付けなくてはなりませんが、
あの無機的でデザインセンスの片鱗もないモノが、車の全てをダイナシにしているとコキおろした覚えがあります(笑)。



それが、光るんです。
現物をお目にかけます。







上のナンバープレートの数字は沖縄の海のようなエメラルドグリーンに光っています。
これを「字光式ナンバー」と呼びます。


夜に点灯させると結構しっかりと光り、
そこだけネオン管でも入れたかのように目立つので下品(あくまでも個人的主観です)。



以前はこの1種類しかなかったため、自家用の登録車にしか付けることが出来ませんでした。



しかし、2002(平成14)年に軽自動車用も登場しました。
軽四のナンバーは黒文字です。それをどうやって光らすのかと思ったら、数字の回りを縁取りし光らすことにしたのです。







これら「光るナンバー」は一時期流行り、車のドレスアップに一役買ったものでした。

お上が下品なパーツを出すとは珍しいことをするやんと、ごく最近まで真剣に思ってました。



実は、違ったんです。



雪国ではナンバーに雪が付着し見えなくなることがあるので、
ナンバーに光源を仕込むことで熱により雪を溶かす目的から始まったらしいのです。



ちなみに、光源が電球だった時代は「雪を融かす」目的を果たしていたそれも、
熱をほとんど発しないLEDが主流になってからは本来の目的を果たさなくなり、
ただのカスタムパーツのひとつになっていった…と。




最近、見かけます?光るナンバープレート。
僕はトンとお目にかかってないですね〜。

いまどきの車はあちこちにLEDが仕込んであって日中でも光ってますから、
これ以上、下品度を上げる必要もないかな〜(笑)。