真夏の空冷50ccスクーターに告ぐ
現在ツーリングはシーズンオフ状態。鈴鹿に行ったのは別として…。
たびたび書いているように、暑いからです。気温とバイクが。
毎日「相棒」と通勤していますが、たかが20分程度の通勤で、フルフェイスの内側は汗でぬれて、すえた臭いがしています。
ああ、思い出して気分が悪くなった(T△T)
あの、ストーブみたいに熱くなるエンジンは、何とかして欲しい…。
おれが「相棒」と走ってるときに熱中症で倒れたら、バイクメーカーを訴えたろかい!と毒づきたくもなります。
「相棒」を手放したら解決する?! NO!そんなのは認めません(笑)。
僕にとって、「かわいい相棒」ですからね。
その点、我が“にわか相棒”LEADは、なんてお利口さんなバイクなんやろう♪と思います。
あんまし、熱くなりません。まぁ、フルフェイスは被っているので、頭は暑いですけど、それ以外の体の部分に熱気が当たらず、
これで半キャップにしたら、きっと気持ちいいんだろうと察します。
だけど、「相棒」とLEAD、排気量は違えどエンジンが載ってるのに、どうしてこんなにも違うのか?
答えを言うと、
「相棒」が正常で、LEADがおかしいんです。
クルマや、大抵のバイクは「水冷エンジン」の搭載で、エンジンの熱を常に水で冷やしてくれてるんですよね。
それに放熱が強いということは、いわば、エンジンの冷却が順調に行われている証拠。
だから、普通はオーバーヒートしない。
↑の理由を突きつけられて、熱気で暑いのはガマンしろ、と言われたら文句も言えません。
で、LEADはというと、
空冷エンジンを搭載しています。
排気量の小さいスクーターは、走行風でエンジンを冷やす、空冷エンジンが主流です。
バイク自体が小さく、冷却装置(ラジエター)を置く場所が確保しにくいのと、軽量化のために
水冷にしていないんです。
最近、ホンダが「ジョルノクレア」を皮切りに、水冷50ccエンジンを搭載し始めていますが、まだまだ少数派。
そして、空冷エンジンには決定的な欠点があります。
走っていないとエンジンを冷却できない。
さらに、原付スクーターの場合、ほとんどがカウリングされていて(カバーで覆われている、ってことね)、
内部に熱気がこもっちゃいます。
一応、エンジンと連動する冷却ファンがついていますが、進行方向に対して、横向きについてるし…。
さらに、この暑さが加わります。
エンジンに過酷な条件ばかりで、真夏は、正常な走りが出来るとは思えません。
だから、渋滞道をノロノロ走ったり、登り坂を走りつづけると、
冷却が追いつかなくて、オーバーヒートしやすくなります。
さらに熱がこもると、エンジンが壊れちゃうかもしれません。
オーバーヒートを防ぐにはどうすればいいのか?
僕は考えました。
……そうや、乗らへんかったらエエやん。
ふざけるな!って声が飛んできそうですけど、正解に近いと思いますよ。
全く乗らないのも、バイクが傷む原因になるので、せめて負担のかかる、長距離走行は止めようと心がけています。
そのために、8月中は原チャ・ツーリングはお休みです。
それに、僕が無茶な走りをしているので、母親のLEADが故障すると、全面的に僕の責任になるし…(笑)。
↑こっちが本音?!
安全策やね。
それとも、カウルにメッシュパンチを入れて、スカスカにしてみる、とか…
コレひょっとして効果的かも??!
プライドの無い僕も遠慮しておくので、その間に誰か恥をさらして前例を作って〜(笑)。