最後の清流に飲みこまれる橋
その川は四国にあります。
四万十川(しまんとがわ)。高知ブーメランの真ん中あたりから左下あたりにかけての流れです(雑)。
自然豊かな里山や渓谷を縫う悠々とした流れは、「最後の清流」と言わしめるだけのものがあります。
ここには、なかなかお目にかかれないものがありまして。
写真中央には、四万十に架かる 素朴なたたずまいの、橋。
夏場には、近所の子どもたちがここから川に飛び込んでいるのが見え、四万十川は格好の遊び場のようです。
なんと、欄干がありません。
んでもって3人くらい飛び込んでるがな (゚д゚)!
大雨により清流の四万十は濁流へと変貌し水位が大きく上昇すると、
橋はその流れに決して逆らわず、川の中に飲みこまれてしまいます。
山間部ゆえ、濁流には流木等も混じります。
それが欄干に引っかかって橋が壊れてしまうのを防ぐために、最初から欄干がないのです。
で、水が引いたらお掃除不要ですぐに渡れる優れもの。
これを沈下橋といいます。
幅も車1台分くらいですが、地域の大切な橋です。
渡る際は真ん中をどうぞ。
写真の沈下橋で長さ100mくらいかな。
地元の車は結構なスピードで渡っておられましたが、個人的には長いわ幅狭いわ欄干ないわで足がすくんで渡れませんでした orz
一休さんよろしく「このはし わたるべからず」を守れないヒネクレ者は端を歩いて足を踏み外し、清流の藻屑になっておしまいッ!