現実世界の「魔法のほうき」
魔女っ子メグちゃんにしても、魔法使いサリーにしても、魔法使いの少女は空を飛ぶ。
そのときの登場するのが、ほうき。放棄ではなく、法規ではなく、蜂起でもなく、箒です。
漢字で書くと読んでもらえないので、ここでは平仮名にしときます。
あ、落ち葉などを掃く、ほうき ですよ。
彼女たちは ほうきに跨り空を自由に飛びまわります。
「ドラえもん」の紅一点、しずかちゃんも、そんな魔法使いの少女に憧れた一人です。
ドラえもんに頼んで四次元ポケットから出してもらった ひみつ道具を使い、
のび太の家の ほうきで空を飛べるようになります。
夢が叶ったしずかちゃんは、
「長い間(ほうきに)乗ってるとどうも…、サリーちゃんもメグちゃんも痛かったのかしら」
まぁ、硬い棒が股間に当た(以下自粛)。
「空飛ぶスタイル」、当時の子ども達はマネしたものです。
僕もやりました。男ですが(笑)。
ほうきを振り回して遊んで「人に当たって怪我させたらどうするの!!」と怒られたなぁ(懐)。
そんなことを不意に思い出したのは、
今年(2019年)の東京モーターショーの広告に、
ほうきに跨るようなスタイルの「乗り物」が写っていたからです。
実物はコレ↓(大阪モーターショーで撮りました)
令和の時代になっても人は、ほうき乗りに憧れる。
その「乗り物」、21世紀初頭に発明されていたんです。
北海道大学と、古河機械金属技術研究所の共同研究により開発され、
「魔法使いのほうきのように跨って走れる乗り物を目指した」そうです。
名前は「SWEEPER」(スイーパー)。まさしく、ほうき。
ほうきの刷毛(?)部分にモーター駆動の車輪が仕込まれたブツでして、
インラインスケートを履いたニンゲンが「ほうき」にまたがり、
柄の部分を傾けると、それにあわせて加減速する仕組みです。
最高時速は10km。1回の充電で30分魔法使い気分を味わえるそうです。
その動画もありますので、ご覧ください。
http://stream.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0409/09/ts_sweeper1.mpg
男の子なんてイチコロよ〜♪ マハリクマハリタ〜♪
この魔法のほうきで街中を走ってみたい!!
ですが、この「ほうき」、ニホンの法律では公道を走行したらアカンのんですって!!q(
゚д゚)pブーブーブー
例によって原動機100%で走行できるオリジナルの乗り物には冷たい国ですわ、ニホンってやつは…。
なんと夢のない。しずかちゃんを泣かせて、それでもいいのかッ!
記事・画像引用:ITmedia LifeStyle 2004年9月9日付配信記事