どこでも満天の星




満天の星


それらに出会ったのは、僕の半世紀ほどの人生においても片手で数えられるほど。


岐阜県の標高1700mの乗鞍スカイラインで車中泊した深夜。
奄美大島から鹿児島へと向かう夜行フェリーの甲板で。
西表島でヤエヤマボタルを見に行った林の中から。




無数の星の輝きに圧倒され、出るのはため息だけ




ひるがえって、都会に住んでると、美しい夜空に出会えないですね。
街明かりや大気の汚れなどが邪魔して、星があんまり見えない。
金星や木星といった惑星は明るいので見えますけど、
恒星は、理科の授業で習ったような 夏の大三角形とか冬の大三角形などを構成する星座をはっきり捉えることすら難しい。

僕の両親が子どものころは、天の川も普通に見えていたと言いますから、今の世代は星空に飢えていると思います。




それを簡単に楽しめる施設といえばプラネタリウム
真っ暗なドーム状の空間の天井に様々な星空を映し、
すごい角度まで倒れる座席や、寝そべれる場所まで様々なスタイルで星空を楽しみつつ寝入ってしまう…。



いや、プラネタリウムに行かんでも、ちょうどいい天井あるやん…と気づいた人がいたのか いなかったのか、
登場したのがコチラ↓







バスの天井をプラネタリウムにしてしまえ!
夜間運行するバスの車内灯を消すと、ちょうどいいですよね。



こんな路線バスに乗ったら、星空に見とれるか寝入ってしまうで。
どっちにしても乗り過ごして、様々な意味でひどい目に遭いそう(笑)。




※コラム公開時点で、このバスの運行は終了しています(コラムにするのが遅すぎました(謝))




記事引用:京都新聞 2022年1月18日付夕刊

参考:コニカミノルタ プラネタリウム https://planetarium.konicaminolta.jp/