メロディー防犯活動




音楽を鳴らしながら走っている車…というと、どういう乗り物を思い浮かべますか。


僕の住む京都市内でいうなら、古紙回収の軽トラとか、灯油販売のトラックとか、
山間部の自由昇降区間を走る路線バスとか…。

地域によってはごみ収集車とか…。

スピーカーで大音量を垂れ流すスクーターは、多くが爆音マフラーとセットなことが多いし騒音公害になってんど。



過日、某政党の書記長が京都入りしたときには、
洗車を全くしてなさそうな街宣車が軍歌を流しながら書記長のいる会場周辺をぐるぐると回り続けていました。

もちろん警察も黙っているはずがなく、会場周辺をがっちりガード。

さらに迷惑防止条例違反で すぐにタイホ出来るよう音量測定をしているのですが、
ヤツら爆音で流している音楽やヤジを測定地点に近づいたときだけは
ボリュームを絞って静かに通行している
のです。


何や、その小心者行動は。オマエらそれでもタマ付いてんのか。
男やったらケーサツがナンボのもんじゃい!と いま流行のヘイトスピーチなみに自己主張せんかい!



…まぁ、そういう音楽などを流す車両に、新しい仲間がお目見えしています。




警察、です。




僕の住んでる地域は嘆かわしいことに、空き巣、盗難、引ったくり、車上荒らしと犯罪が頻発していて、

近所に停まった車のカーナビからは
「犯罪多発地域です」
とアナウンスされる始末。



本当のこととはいえ、住んでる側からすれば非常に失礼やど。
おれの地元は閑静な住宅地でそういうのとは長年無縁やったのに、それが逆に無防備ということから災いを引き寄せているのやろか…。



だから、最近では警察の巡回パトロールが多くなり、バイクのお巡りさんがしょっちゅう近所を走っています。
でも、ただ走っているだけでは、僕が近所をバイクで散歩してる(?)のと大差がないですやん。



そこでパトロールしていますというのを分かりやすい形でPRすべく、
音楽などを流してその存在を「見せる」ようにしたんです。



近畿地方では奈良県警が先陣を切っていまして、県警HPではこう紹介されています。(一部抜粋)


奈良県警察では、県民の皆さまに「安全・安心」をお届けする取組みとして、
パトカーや白バイによるメロディーパトロール活動を実施しております。

メロディーパトロールは、パトカーや白バイで県内を警らする際に(中略)メロディーを流しつつ、
犯罪予防、交通事故防止等みなさんの身近で起こっている犯罪の特徴や防犯対策をお伝えするものです。

「見える。聞こえる。」活動により、県民の「安全と安心感」を高めるための施策です。




我らの京都府警でも今月(2013年11月)より木津川市でメロディーパトロールを開始。
通学途中の小学生が巻き込まれる重大な交通事故が多発していることを受けて、
通学時間帯を中心に白バイがオルゴールメロディーを流しながら走っているそうです。




交番のお巡りさんがスクーターでプィーンと走っていても目にも留めないけれど、
白バイが走っていたらドキッとするもんね。それだけでも十分犯罪の抑止になると思いますわ。

それがメロディーを流していたら家の中でも聞こえるでしょうから、
「ああ、警察がパトロールしてくれてるわ」と安心感も増しますし、心強いです。




そういうわけでウチの近所にも ぜひともメロディー白バイの配置を(願)。
カーナビになんぞに「犯罪多発地域」なんて言われるのが悔しいねん。

あ、キップは切らんといてね(笑)。