止まる気ゼロの行動




教習所の車の卒業検定でガチガチに緊張しながらハンドルを握る、22歳の僕。


行く先には、信号機のない横断歩道を渡りたそうにしている歩行者が。

ブレーキを踏み車を一旦停止させ、歩行者に道を譲った。



これを、ンなもん知るか〜い!とばかりにアクセルを踏み込み ぶおーんと通過しようとすると
助手席の教官にブレーキを思い切り踏まれ、前につんのめって減点100。

エンストのダメ出しまで食らって恥かいて即検定終了です。


僕も路上教習中に教官に何度かブレーキを踏まれましたっけね。懐かしい思い出です。




で、免許皆伝をし横に教官がいなくなると、いつしか運転が我流になり、
自分を中心に地球を回すに至るわけです(笑)。



だからなのか、
歩行者や自転車の僕が、信号のない交差点を渡りたいな〜渡りたいな〜と渡りたいアピールをしても、
ほとんどの車が止まってくれません。

件の教習車が例外なく止まってくれるくらいで、あとは横断歩道に立ち尽くす豚熊に目もくれず走り去ります orz


では、その確率はいくらなのか?JAFが大規模な調査をしてくれましたのでその記事を紹介しましょう。







これ、9割と言わず、端数切り上げで100%と言っても大丈夫な気がします(笑)。運転者にその気が無いんやもん。



教官がブレーキを踏むのは、それが「歩行者妨害」という違反に繋がるからです。

横断歩行者がいるのに素通りしたら、パトカーや白バイが、喜んでサイレン鳴らしてきますよ。
だって取り締まる側からしたら、タナボタもええところですから(笑)。


歩行者は道公法上は最も保護される立場なので、ある意味「最強」です。

でも実際はそうでもない…。



ごくごく稀に道を譲ってくれる車の方には感謝しています。当たり前のことなのに(悲)。

法律違反どうのこうのではなく、運転者の人柄も出ますので、
横断したそうな歩行者を見つけたら、ちょっと意識してくれると嬉しいな。もちろん僕も。




記事引用:毎日新聞 2016年9月27日付夕刊