映画フィルムロード




映画館で映画を楽しむ。
かつて、平日に仕事の公休日があった時代、よく映画館へ足を運んだものです。



僕の家から最も近いのは、大津市の「ユナイテッドシネマ」かな。バイクで20分ですし。バイク置き放題ですし。
京都市民なのに京都市内の映画館より滋賀県の方が近いのはヒミツやで(笑)。



平日の夜だと空いていて、ポップコーンとコーラを片手に、
巨大なスクリーンに広がる圧倒される映像と、包み込むような迫力あるサウンドがじっくりと楽しめるのが◎。


これで、僕の体をしっかり受け止めてくれるくらい ゆったりとした座席なら最高なんですけど。
シートはフカフカなのに、どうも窮屈で落ち着かない。2時間もじっと座ってるのが苦痛になってきます。


いったい、どういう体型の人を基準に座席の設計をしているのかと問い詰めたくなります。
散髪屋のイスのほうが高級ソファばりで座り心地エエど。気持ちよくなって寝てしまうし(笑)。



まあ、映画館で1作1800円も払わずとも、
新作の映画でも、上映終了後しばらくしたらDVDやブルーレイ(BD)が発売されますし。
買うなりレンタルするなり、ネットのオンデマンド配信すれば 家で好きな姿勢で見られますし、
50インチ超のテレビや100インチのスクリーンなどに映してウーファーをボンボンいわせて
ホームシアターを楽しんでいる方もおられるでしょう。




ひるがえって、
我が家のLDKに不相応な32インチのテレビ音響効果ゼロやし、
10年落ちのレコーダーはDVDとVHSしか見られなくて画質が悪いし、
だいたいテレビにネットが繋がってへん
(そもそもADSL回線ではフルHD画質だと通信速度が追いつかなくて映像が途切れるし)、
だいいち、テレビは家族が占領していて僕が個人的に見るチャンスがほとんど無いねん!!・゚・(つД`)・゚・


そういう事情により、僕が自宅で映像ソフトを楽しむ際は、
DVDプレーヤーを繋いだ10インチのノートパソコンでチマチマ観る、と orz

ま、いいんです。僕には「ユナイテッドシネマ」があるもん ((( ̄へ ̄井) フンッ 最近行ってへんけど。




そういう映画です。今でこそ各映画館にデジタルデータで配信されていますが、少し前まではフィルムだったんですよね。
もしかしたら、学校の体育館の舞台にスクリーンを張り、
大きなリールに巻かれたフィルムを映写機にかけて上映していた…なんて記憶があるかもしれませんね。
それも、BDプレーヤーを繋いだプロジェクターに取って代わられてますけどね…。



そういう時代があったことを、違う形で伝えようという企画が完成しまして。







現物はこちら↓





でも、これがフィルムだと分かるのは、実際にアナログのフィルム作品を見ている世代で、
最初から円盤メディアやデジタルメディアに慣れ親しんでいる若い世代には分かってもらえへんやろなぁ…。
ちょっと寂しい。



映写機がカタカタいいながら大きなリールのフィルムを巻き上げ、映し出された映像は、
フィルムに付いた傷やホコリもいっしょに映し出され、それがまたエエ味を出してたんですよ。




そして、この地域に唯一残されている映画館を見ていただいたところでコラムはオシマイです(笑)。






映画館の入口には、教育上問題のある どぎついポスターが入れ代わり立ち代り貼られています。
それらを見た通学途中の小学生らは何と思ってるんでしょうね …(*ノ∀ノ) イヤン




記事引用:京都新聞 2017年2月9日付夕刊