究極の素肌感覚




バイクに乗るときの格好の理想形は、
フルフェイスのヘルメットを被り、グローブをはめ、
プロテクター入りのジャケットやパンツを着用し、
くるぶしを守るシューズやブーツを履き…、




安全のためとはいえ、すごーく重装備になりますよね。

これが冬場なら構わないのですが、猛暑日のようなカンカン照りの日にフル装備なんぞしていたら
それこそ暑さでぶっ倒れてもおかしくないです。
安全装備で身を滅ぼすなんて本末転倒ですやん(経験者談)。



まぁね、上等のバイクグッズはその辺のことをちゃんと考えてあって、
フルフェイスでも、熱がこもり易い頭頂部に走行風を取り入れて涼しくしたり、
ジャケットやグローブにしてもメッシュ素材でさわやかに走れたりと、確かに工夫はされています。




それの対極として、ご年配の方ならよくご存知のことと思いますが…、


ちょっと横長で申し訳ないです。






キャーッ!恥ずかしいー!!Σ(゚∀゚ノ)ノ



あ、そこの顔を赤らめた人、思い当たりましたか?(・∀・)



知らない人のために解説しますと、これはストリーキングと言い、
公共の場を全裸で駆け抜ける パフォーマンスや度胸試し的な行為で、
1970年代の半ばにアメリカで流行し、日本にも波及したそうです。



かつて読んだ短編小説にも、マージャンで負けた主人公が罰ゲームで全裸にされてアパートから放り出され、
近所をストリーキングさせられ、鉢合わせになったアパートの管理人のオバチャンが卒倒した…なんてものがありましたね。


その作者のエッセイには、
タイのプーケット島でレンタルバイクをした際、自由な格好で乗ってもよかったので、
ノーヘルに水パン一丁で浜辺をドバババと疾走。
この素肌感覚をいちど味わってしまうと、
レーシングスーツを着て峠を攻めるなんて事がアホらしくなってしまうだろうと記されていました。



ふ〜ん、そういうもんなのか〜。
せいぜい酷暑時に半袖短パンでスクーターに乗るのが関の山(ただしメットはフルフェイス)の僕にとって、
素肌感覚って未知の世界であこがれますわ。



それにしてもバイク版ストリーキングとはね。どこにでも目立ちたがりはいるものですね。
当の本人に ウイリーしながら風を全身に受けて走った感想を聞いてみたいわ( ^▽^)

さすがの僕もこれは真似できない。…自信がないから(笑)。




参考資料:毎日新聞 2015年3月19日付夕刊