起こさないでください
昨今の自然災害の多さには、ほとほと困りますよね。
被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。
今回取り上げるのは台風です。
このコラムを書いているのは9月下旬。
台風のシーズン真っ盛りですが、耳にするのは
「数十年に一度の規模のもの」とか
「経験したことのないような強さ」とか
「命を守る行動をしてください」とか…。
毎度のように聞いているので、今回も狼少年のホラ吹きかも…と思いながらも、
ベランダの物干し竿を床に降ろしたり、普段閉めない雨戸をキチンと閉めたり、携帯の充電を満タンにしたり…など、
ちょっとした対策はしています。
非常に強い台風の直撃を受けて、
家の屋根瓦がバラバラ飛んで行ったり、河川敷の桜の古木が根こそぎ倒れたりとか、
本当に恐ろしいシーンを目の当たりにしていますからね。
舐めてはいけないです。
そういった強い台風が直撃する前に、あちこちのバス停の標柱が倒れてるのを見たことないですか?
初めてその光景を見たときは、「わーッ、強風で倒れてる〜!!(((;゚Д゚)))」と驚いたのですが、
次のバス停の標柱も倒れていて、
その次のも倒れていて…。
…これって、もしかして、わざと?
その通りでした。
台風に備えて、強風で倒れて周囲に被害を及ぼす前に、予めコカしてあります。
もしも強風で道路側にバターンとコケて通行車両に当たったら一大事ですからね。
バイクや自転車等で衝突したらタダでは済まないでしょう。いろんな意味で(汗)。
京阪バスの立ちんぼのバス停柱は見たところすべてコカしてありました。
そういや、車体に「京阪バス」と書かれた軽バンが走り回っていたな…。あの人たちが、一つ一つバス停を訪ねてコカしていってたんやね。ごくろうさまです。
で、台風一過の際に起こして回る…重ねてごくろうさまです。
が、勘の鋭い方もいれば鈍い方もいるわけで。
そういうわけで、件のバス停には「台風に備えて倒してあります」と注意書きの張り紙がなされていました。
苦情いれたり、頑張ってバス停を起こす人がいなくなりますように…。
------
台風一過の朝、コケてるバス停の写真を撮ろうとスマホを構えてバイクで通勤したのに、
全部起き上がっているではないか orz
まだ朝7時というのに!どれだけ仕事速いねん!! (#゚Д゚)
記事引用:京都新聞 2022年9月23日付朝刊