道を開けろぃ、おクルマ様のお通りだァ!
バイクで走っていると、よく遭遇するシーン↓
単刀直入に、
後ろでアオってくる車。
車体を左右に揺すったり、クラクションをやかましいほどに鳴らしまくったり、
車間距離をギリギリまで詰めてきたり。
車の流れに乗って、ごくごく普通に走っているのに、そういうことをやらかす輩、いますよね。
そうしてひとしきりアオったあと、猛加速して強引にバイクをかすめるようにして追い抜いていく。
ドキッとして心拍が上がり、気色の悪い汗がわきの下を流れ、全身に冷や汗をかいたりします。
おれ、車のあんたに何か迷惑かけたか?
車で走ってるときには、そういうことをされることがほとんどありませんので、
ヤツらのアオる対象はバイクが第一で、次に道を知らない他府県ナンバー車。
(たまに車種・地域を問わずをアオってるキチ○イもいますが…)
きっとヤツらにとっては如何なるバイクであっても
「バイク→原チャ→小さくて生意気」で、
「遅くてチョロチョロ走ってジャマで目障り」であり、
「車 >>>>>>…(略)…>>>>>
バイク」と見下してるんでしょ。
バイクという乗りものを、なにひとつ理解していません。
そして、
自分の運転している乗り物が、
一歩間違えば殺人マシンだということを 全く分かってないんですね。
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それに対して、僕たちも防御策を練ってみましょう。
ちなみに、アオり行為に気付いても絶対振り返って確認してはいけない。
あくまでも気付いてない素振りを装います(大変重要)。
車間距離が詰まっているかどうかは目だけを動かしてバックミラーで確認しましょう。
異常接近の目安は、ミラーに後続車のナンバープレートが映っているか否か。
映っていなければ、車間距離が2mを割っています。十分危険な範囲です。
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で、どう料理します?
攻撃は最大の防御(誤)とばかりに挑発をしてみますか?
バイクの排気量がそこそこ大きいなら、
・ キ○ガイ車が加速して追い抜きにきたら、同じように加速して抜かさせないとか、
・ ちょっとかっくんブレーキをかけてみるとか、
・ 6速→ローギアなどの急激なエンジンブレーキをお見舞いするとか、
・ 生卵を(以下自粛)とか。
パワーの差を見せ付けて相手が諦めれば万々歳ですが、思い通りにいかないのが世の常。
相手が怒ってしまったら非常に危険です。
手負いの獣同様、理性がなくなって何をしてくるか分かりません。
加速しても追いつかれて体当たりされたり、エンブレ利かせすぎてRタイヤがロックして転倒して轢かれたり。
バイクの僕たちがボロボロになっても、ヤツらは無傷でしょうよ。
相手に肉体的ダメージを与えられず自分だけが瀕死の大ダメージを受けてしまう。そんなバカくさいことは僕が許しません。
「肉を切らせて骨を断つ」は現実問題、相手との土俵が違うのでムリです。
では、ベストな方法とはなんだろう。僕の答えは↓
さっさと左に寄って道を譲りましょう。くやしくても相手にしないのが最善です。
何も悪くない僕たちが どうしてキチガイの相手をしなきゃいけないんですか?
君子危うきに近づかず、ですよ。
心の中で「地獄に落ちろ」と怨念を込めて自分自身を落ち着かせましょう。
ついでにナンバー控えて「危険な運転をしてる」と通報。
おれたちは紳士なバイク乗りでいこうや。
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このコラムの締めくくりにピッタリな川柳が新聞に載っていましたので、
それをご紹介します。
母キトクかもな後ろであおる軽 (新潟・橋立英樹
氏)
単にウ○チが漏れそうなだけやったりして(笑)。
参考資料:毎日新聞 2007年9月28日付朝刊