アウト・イン・アウトはもう古い?!




最近のバイク活動はすっかり通勤オンリーの僕。
しかも混雑を避けて空いてる時間帯を走り、なおかつ通勤ルートは変化に乏しい単調なもの。

その結果、どうなったでしょう。



バイクの腕が落ちました orz



そのへんをウロチョロ走ってる程度では気づかなかったのですが、
たまにツーリングに行くと気付かされるのですよ。



峠道で。



カーブが多いので必然的にバイクの腕がモノを言います。
そこを男前かつスマートにキメられれば…、いや、贅沢言い過ぎた…、そつなく走り抜けられる技量を取り戻したい!




そこで基本に立ち返ってカーブでのコーナリング(曲がり方)を意識してみることにしたんです。



復習がてら、教習所で貰った「運転教本」を読んでみると、
なるほど〜、忘れていたことがいっぱい書いてあるやん。



乗車姿勢と、運転姿勢についてはこんな感じ↓



スミマセン、手ェ抜きました(笑)。
※バイクやライダーの絵がモッサイのは、教本が古い=僕が免許を取ったのがそれだけ昔ということですわ…。


その上で大事なことがもうひとつ。
ライン取りです。
いくら姿勢が良くなっても走りにムダがあっては台無しやからね。



それではと、カーブが続く道でライン取りの基本とされる
「アウト・イン・アウト」を実践してみることにしました。


道路の外寄りからカーブに侵入し→カーブ中は内側を走行し→再び道路の外のほうへ抜けていく。
こうすることで速度を落とさずカーブを抜けられるし走りやすい
また見た目も美しい(はず (^^) )。


うまくカーブを走り抜けられると僕は自分に酔いしれるわけですよ。脳内麻薬が放出され続けていますわ(笑)。
ああ、おれ、レーサー気分や〜。



だけど、この走り方ってちょっと危なくない?




普通の道って対面通行ですやん。

右カーブの場合、アウト・イン・アウトをすると、
「イン」の部分は中央線を踏むような位置になりますよね。
もし対向車が外側に膨らんできたらぶつかりません?




左カーブの場合、カーブ出口の「アウト」の部分は中央線よりになりますよね。
もし対向車が車線の右寄りを走っていたら、
正面衝突しません?




この走り方は、一方通行であるサーキットでこそ威力を発揮するもんじゃないのかな?




その辺の疑問に答えてくれたものが、バイクの走り方を解説する本に載っていました。
本のタイトルは忘れました(笑)。
まだ売ってると思いますので各自で探してみてください(無責任)。



そこには「アウト」「イン」だけではなく、
車線の真ん中を意味する「ミドル」を提唱されていて、
対向車との接触の危険を回避しつつ速くコーナリングをするライン取りとして、こう書かれていました。



右カーブは 「アウト・ミドル・ミドル」

左カーブは 「アウト・イン・ミドル」




ホンマかいな。
まぁ、プロライダーが言うことやし、一度試してみようと峠に行ってやってみました。



最初、コーナリングで車線の真ん中を意識して走る違和感はありましたけど、
慣れてくるとこの方が道の先を見通せ、安心感が増してくるのが分かったんですよね。
バイクで飯を食ってるわけではないので、最速のライン取りは不要。安全安心が第一ですよ。



ただ僕の場合、速度が大して出ていない、もとい、出せない(理由は聞いてはいけない)ので、
後続車にずっと付かれて監視される上に、
速度が足りないために、コーナリング中にバランスを崩して「おっとっと」とかやらかして、メットの内側で顔を真っ赤にしてることも多数(涙)。


より修行に励みます…。