「旅のお供」




あれ?同じ名前のものが、縦書きの“お品書き”にもあるやん…と思ったでしょ。
あそこに載せているのは、LEADとDioです。


いつも原付ツーリングで大活躍してくれているバイクを立てていますが、
そのツーリングに僕が必ず持って行く「お供」を紹介します。




ロードマップ。





いまどきの車にはカーナビ(Car Navigation System)が付いているのが当たり前。
どこへ行くのでも、初めての場所であっても的確に案内してくれる、心強い味方です。
たとえ道を間違えても、すぐにルートを再検索して案内しなおしてくれますし、
VICS(FM多重放送受信システム)搭載で渋滞情報もリアルタイムで分かります。
目的地周辺や道中の名所やコンビニやガソリンスタンドなどの店情報をはじめとして、色々な情報を手元で得られます。


HDDシステムだと地図データを簡単に最新状態に更新できますしね。
日々進化するカーナビの便利さは、書き出したらキリがないです。



で、バイクにカーナビは付けられないのか?



付けられます。バイク用としてタンクバッグ内蔵型や小型のポータブルテレビのようなものがあります。
バイクに付けるとなると、振動や雨などにも耐えられないといけないので、見た目以上にお値段も張ります。
僕は、まだ見たことないですね。バイクにカーナビ付けてる人って。
PDA(携帯情報端末)タイプのものもありますよね。ほら、PSPとかみたいな形をしたヤツですよ。

あれも世の中に登場したした頃のはGPS座標表示のみで、座標と紙の地図を照らし合わせなくてはならない面倒くさい代物でした。
が、先日バイク用品店で見た最新型は、カーナビと遜色ないですね。進歩したもんです。
でも、どうも使い勝手が…。


それに「わざわざ電力を消費して見る地図」は、案外不便なものです。



と、いうわけで、バイク乗りの世界では今も紙のロードマップが幅を利かせています。

皆さんも持ってますよね?
本屋さんに行けば、数々のロードマップが陳列され、
ひと目で分かるように道路の種類(国道や府道など)によってカラフルな色使いで見やすいです。


ただ、「マップル」をはじめとする「普通のロードマップ」は B4〜A4サイズと大きく、
ぶ厚くて重さもありますのでツーリングに持って行くのは不便です。それをかばんに入れて背中に背負うと肩が凝りそう(笑)。


そこで、バイク用に編集されたロードマップが2社から発刊されています。



その中でもツーリング中のバイクの人たちがロードマップを開いていたら、
それはほぼ間違いなく、昭文社「ツーリングマップル」です。
昭文社のほぼ独占事業です
もう1社のほうは関西と関東版の2種類しかないのでマイナーです。

バイク乗りのないがしろさがここにも見えるなぁ。


→僕の手持ちを左から、関東版/中部版/関西版/中国・四国版/九州・沖縄版の5冊。
他にも北海道版と東北版があります。

変形A5ワイド版と手になじみやすい大きさ
バイクツーリングだけでなく、自転車のツーリングにも最適です。


特にバイクで使うということで、車用以上に工夫が凝らしてあります。
現行版は、背表紙つきなのにページが360度ひっくり返せ
ページを開いたままタンクバッグの中に収められます→



ツーリング中に立ち寄りたい地元の名所や温泉、
美味しいものを食べさせてくれる店もそれとなく記され、
オフロード好きのバイク乗りのために
未舗装路(ダート)も全て記されている
のはバイク用ならでは。
しかも、全て実走調査したものなので、信頼性も◎。



僕は現行版のひとつ前の旧式、綴じしろがリング式になっているツーリングマップルを今も愛用しています。
現行のは、情報量が無駄に多く、縮尺が14万分の1と細かい上に、地図全体が淡い色使いなので、見にくいからです。
本当にバイク乗り向けに編集しているのか、昭文社に投書をしたほうがよさそうな出来具合です。


旧式のリング式のは目的のページを完全に開いたままに出来(当然やな)、
縮尺は12万分の1で原色を多用しているので、見た瞬間に地図が頭にインプットされる感じです。



僕が持っているリング式はもう10年も前のものなので、値段は消費税3%だし(笑)、
地名はすべて市町村合併「平成の大合併」前の旧地名表記で、
高速も未開通区間多数。あの山陽道も全線開通していません(笑)。
そんな古〜いモノに頼っているために、走っているとたまに地図上にない道が現れたりして、ひとり混乱したりもしてます(笑)。



僕は京都府内のツーリングには、プラス「都道府県別まっぷる・京都府」を携帯します。
バイク用ほどではないですが、細かい道も記されているので便利なのです。
↑は最新版。こっちは以前のより見やすくなりました。正常進化ですね。


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僕は車でドライブするときもツーリングマップルを使っています。
自分の意思で車にカーナビを付けてません。「いまどき車にカーナビもつけてへんの〜?」とか言われてもどこ吹く風。



ロードマップを読むのが楽しいからなんですね。
地図記号や等高線を読むなど、ロードマップならではの奥深さがあります。
僕はもう離れられないですよ。



カーナビが如何に優れようが、その与えられたディスプレイのサイズが世界の全てです。
あと、カーナビは見やすさを重視し、たいがい進行方向を上に表示するので、
それに慣れてしまった人にロードマップを渡すと、
自分がどっちを向いているか分からないと言い出したり、
東西南北が分からなかったりする
と聞きます。
なんとオソロシイ…。



地図は常に上が北というのは今では常識ではないんですか…orz