路上の記念写真殺影




最近、街角に監視カメラが増えたと思いません?



スーパーやコンビニに監視カメラ。

レンタルビデオ屋に監視カメラ。

銀行のATMに監視カメラ。

家の駐車場に監視カメラ。

クルマにも監視カメラ(ドライブレコーダー)

今や、繁華街にも監視カメラ。

女子トイレに  監視 盗撮カメラ。



僕たちは、外を出歩くと、いつもどこかで無断で撮影されているんですよね。
ま、防犯のためと思えば致し方ないのかもしれません。
が、わざわざ録画してるってことは、僕たち一般人が信用されてないってことでしょ。




現に、防犯カメラが設置されていないことが多いといわれる図書館では、本が盗られ放題と新聞に載っていました。
人間って、そういう生き物なんですかね。見られてなかったら何やっても構わへんねん、というのか…。


だから、図書館でもカメラを設置しようか、いや監視するのは市民の憩いの場にそぐわないし困ったものだ…
との苦悩で新聞記事は結んでありました。



盗って行くやつはモチロン、本に線を引いたり 一部分を切り取ったりするヤツも、恥を知れ、恥を!!




さて、監視カメラといえば、道路にも設置されていますね。

通過したクルマのナンバー自動的に読み取る「Nシステム」とか呼ばれているものです。


あれは、警察が犯罪者の逃走経路を調べるためだけに使っていると公言していますが、ま、大ウソでしょう。
全て車の移動者の行動を警察がデータベース化して監視してるんですよ、きっと。



僕の愛車「ゴミリオ」のナンバーで検索かけたら、何月何日何時何分何秒に○○地点を△△方向に走行した、とかすぐ分かるはずです。
だから、K察がヒマなときに、家族や彼氏彼女や不倫相手の車の動きをチェックしていても おかしくないもんねぇ。



そのナンバーを読み取るのは、基本的に車の前部のナンバープレートですので、
後ろだけナンバーのついているバイクには、ほぼ無意味な装置といえます。
犯罪して逃走するならバイクがオススメってことやがな(笑)。



ちなみに、高速の入口料金所でも同様のシステムを採用していまして、
通行券の右上に記載されている2桁の数字は、車のナンバーの下2桁です。余談。




ま、僕たちが最も恐れるのは、このカメラでしょう。




オービス  → 




無人速度監視装置とかいうんですよね。



通過する車の速度を自動的に測定。制限速度を大幅に超えた車に対し、「現行犯」の証拠写真を撮影
それをもとに違反者を警察に呼び出し、反則(違反)キップを切る仕組みです。


高速道路に多く設置されていますが、スピードを思わず出したくなる一般道にもあります。
その地点に差し掛かると全体の車の流れが緩やかになるあたり、皆さん後ろめたい速度で走っているんですね?
僕も減速しますが(笑)。




ただ、オービスが設置されるような道は 全体の流れが速めですので、多かれ少なかれスピード違反状態ですわ。

けれど、そんな車をビシバシ撮影していたのではキリが無いですし、
少々の速度超過程度で無断で撮影すると、肖像権の侵害で逆にK察が訴えられかねません。

そのため、撮影するのはおおむね赤キップで一発免停になる速度で走っている悪質な違反者に限定されています。

とはいっても、必ずしも全てのオービスがそうとは限りませんので、
もし20km/hオーバーで撮影されても僕は知りませんよ。オービスを恨みなさい(笑)。




オービスの撮影時のフラッシュは強い赤の閃光で、視界が真っ赤になるほどらしいです(被撮影者談)。

K察に呼び出されてシラを切ることは困難なようですよ。

撮影された中で、「顔、ナンバー、車種、速度、場所、時間」といった全ての情報が揃った人だけ呼び出され、
写真は白黒ですが、超鮮明(被撮影者談)らしいですので。いいカメラを使っているんやね。

出頭させられた記念に写真は貰えないのかな?




ただ、オービスも基本的に前面からの撮影なんですよ。
もう、僕が言わんとしていることが分かりましたね?
バイクはナンバーが写りませんし、メットをかぶっていると運転者が誰かを特定するのが困難なので(以下自粛)。



  調子に乗って同じオービスを何度も通り、そのたびに調子に乗ったポーズをキメて何度も写真撮影された馬鹿バイク。
  とうとうK察が本気を出し、オービスの前でネズミ捕りを仕掛け、バイクは見事に現行犯逮捕されたと何かで読みました。



国家権力を敵に回すのは程ほどに(笑)。



あ、極まれにバックショットをするオービスもありますのでね、速度の出しすぎには注意(笑)。



それから、こんな新聞記事があったので紹介↓

三重県でオービスの点検中にテスト送信した写真を実際の違反と勘違いして20歳代の女性を書類送検、
罰金刑に処していたことが分かったというもの。



制限60km/hのR23で、、速度表示をあらかじめ「106km/h」に設定してオービスを点検中に、
たまたま通りかかった女性の車を撮影

→県警交通機動隊、写真に記された「試験」の表示を見落とす

→管轄する津署も気付かず

→女性も否定せず

→書類送検




県警も津区検も女性に謝罪し、無罪にするために再審請求したといいますけど、ホンマにエエ加減なもんですね。
お役所仕事の典型ですがな。



もしあなたがオービスで写真を撮られて出頭させられたら、その証拠写真が「試験」かどうか必ず確認してみよう?!



参考資料:読売新聞2008年10月15日付朝刊