バイクに押してもらって楽チン、のはずが
いきなりですが、非常に気に障った新聞記事が載っていましたので、ご紹介します。
これを読んで心当たりある人、いませんか?
バイクの人がママチャリのサドルを足で蹴り押しながら走り、
ママチャリの人が漕がずに速いスピードで走ってるのを。
僕、ちょくちょく見かけるんですよ。
大体やってるのはいわゆるガキ共ですね。
上り坂などでこれをすると自転車の人は楽チンでいいんですよね〜。
バイクの人も、一旦速度が乗ると、サドルに軽く足を添えるだけで走れますからね。
一見、お互いに得をする「Win−Win」の関係に見えますが、問題があるのは明らかです。
バイクの人はママチャリを押すために片足を上げ、
もう片足だけでバイクを支えることになり、非常にバランスが悪い。
ママチャリの人は、何か起こってブレーキをかけようとしても停まれないし、
そもそも高速度で走るように設計されていない。
そして、両者とも二輪車という実に不安定な乗り物をナメていること。
ご紹介した件では25mもバイクで自転車を押し続けていたことから、
自転車の人も故意に押されたんじゃなくて、「合意の下で」押してもらってたんじゃないかとも推測できます。
ではこの行為は一体どんな罪になるのか?
それはいつかコラムに改めて書くことにして、今日はここまで。
ラクを覚えるのは、結局自分の為にならない、という教訓でした。
記事引用:毎日新聞 2016年1月23日付朝刊
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この事件は、裁判員裁判により、自転車に乗った被害者が大声で「怖い、怖い」と繰り返す中、バイクの少年が自転車を押したとされ、
2016年12月に神戸地裁で懲役4年から6年の不定期刑が言い渡されています。
掲載時のコラム上では、僕が両者の合意があったような表現をしていること、
また当時、僕のような同様の推測が飛び交ったことにより遺族の方が傷つけられていたことを、このたび知りました。
この場を借りてお詫び申し上げます。
(ここまで 2022年12月2日付)
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