レコード奏でるドライブを
さて、車に乗車中のBGMは何を聞きますか?
僕はFMラジオ派です。仕事で日がな一日運転していますが、最初から最後までFMを聴きっぱなし。
聴くラジオ局は決まって「FM COCOLO」、76.5MHz。
ミドル世代向けのちょっと懐かしい選曲や、DJの落ち着いた喋りが僕の耳にちょうど合ってます。
現在だと、スマホのサブスクでプレイリストに入れたお気に入りの音楽をBluetoothでカーオーディオに飛ばして聴きまくり…なんて方もおられるでしょう。
もちろん、なにも聞かへん。風切り音がBGMやがな…も大いにアリですよ。バイクの時の僕がまさにそれやし。
ところで、レコードって知ってます?
CD以降、主流となっているデジタル音源が出る前の、アナログ音源の一つでして、
ビニール樹脂製の円盤に音を直接刻んだ渦巻き状の溝があるメディアで、
主に、直径30cm(12インチ)のLP版(Long
Play)と、直径17cm(7インチ)のEP版(Extended
Play)があります。
プレーヤーはこんな形。我が家のパイオニア製プレーヤーです。
レコード盤をターンテーブルの上に載せて回転させ、そこに針を落として再生します。
操作が直感的で、すぐ再生できるのがいいところ。
ただ、レコード盤が最大で直径30cmあるため、プレーヤーも場所を取ります。
それが、
どこにあるんですかね、コレ?
なんと、グローブボックスにレコードプレーヤーを設置してしまった車があるんです。
レクサスのISをベースにした「Wax Edition」という1台限りの特別車。
制作したのは、「SCPS」。
creative fabrication studioと紹介されている工房。
「Wax edition」の紹介動画の中で、
試乗したDJがグローブボックスのプレーヤーを見て、「Oh, it's crazy」と掛け値なしに称賛しているのが印象的。
そりゃそうです。ターンテーブルの上に針を落として再生するレコードの特性上、
揺れる車内で聴くなんて針が飛びまくって無茶なんですから。
それを聞いた制作した工房の技術者が「It works.」と自信もって答え、
新しいステップモーターを導入し、車の加速度による負荷を抑えて安定したターンテーブルの回転をさせ、
特別なシリコンパッドで衝撃を吸収してプレーヤーを保っていると話しています。
肝心の音は澄んでいて暖かみがあり、車内のあらゆるところから響いてくる、とノリノリのDJ。
なんですかね、この技術の無駄使いは。 おれ、こういうの大好き♪
このISをニホンに持ってきて、僕のお気に入りのLPを携えてドライブさせて欲しいわ〜。
…って思ってる人はいっぱいいるやろうなぁ。 ハァ… (´Д`)=3
レクサスIS Wax Editionの動画はコチラ↓
https://pitchfork.com/tv/57-from-our-partners/driven-by-sound-part-ii-featuring-madlib-and-kaytranada/
参考・引用記事:
CNET Japan 2021年3月25日配信記事
https://japan.cnet.com/article/35168357/