9割の物流の右ッ腹




聞くところによると、ニホン国内の物流トラック輸送が大多数だそうで、
実に9割を占めているらしいです。



大都市間をダイレクトに結ぶ(たとえば、大阪〜東京など)のであれば鉄道航空海運もなどの選択肢もあり、
それぞれエコだったり、速かったり、一度にたくさん運べたりのメリットもありますが、



全国津々浦々に物を届けるべく奔走するには…、
エコではないし、運転者の疲労も大きいし、一度に運べる量に限りもありますけど、
小回りがきくトラックに勝るものはないでしょう。

だからこそ、未だ輸送部門の主役の座にいられる、と。




そのトラックの荷箱は大切なPRの場なので、
そこにデカデカと社名が入れたり宣伝文句を書いたりしてあるのはよく見かけます。




トラックの左側面にこんな感じで→  




図がへたくそとか、センスのない社名とかには突っ込まんといてよね(笑)。




問題なのはコレ→  





どうして右側面は右から左に文字を書くのか?
よく見かけますよね、こういう書き方をしてるのを。



国語的にそういう書き方は戦後に廃止されているのに、トラックの荷箱の世界では今でもまかり通っている。
しかも、電話番号などの数字は、普通に左から書かれている矛盾。



まぁ、まだこのケースなら見て分かるかも知れんけど、ローマ字が書かれてあったりすると、

左側面は「えいまる」なのに 右側面は「うらみえ」になってしまう

誤読の恐れがあるし、そもそも左から書くアルファベットを右から書いてる時点で変やと気づけよ(笑)。




↓漢字2文字だと、


左側面と右側面で別の会社になってしまうやん(笑)。


右側だけ見せられたら、右から書かれていても、違和感などを感じることなく、左から読んでしまうな(笑)。




やはり、右側面も、普通に左から書いて欲しいよね。

では、どうして右側面だけ右から左に字を書くのか?


普通に左から書くと、荷箱のお尻部分(後部)から名前を書くのは縁起が悪いとか思ったのですが、そうではなくて、


ニホンは左側通行ですからね。対向車線を走ってくるトラックの文字は手前から読むだろう、と。



そう、「流れるように文字が読めるから」が真相のようです。




果たして、対向車線のトラックをそんなにマジマジと見るやろうか?
あんまり意味ないと思うけどなぁ〜。